長久手市議会 > 2020-12-09 >
令和 2年第4回定例会(第5号12月 9日)

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  1. 長久手市議会 2020-12-09
    令和 2年第4回定例会(第5号12月 9日)


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    令和 2年第4回定例会(第5号12月 9日) 令和2年第 4回定例会             令和2年第4回長久手市議会定例会(第5号) 令和2年12月9日(水)午前9時30分開議 1.本日の議事日程  日程第1  一般質問         (個人質問)        野 村 ひろし 議 員        大 島 令 子 議 員        石じま きよし 議 員        川 合 保 生 議 員        加 藤 和 男 議 員 2.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ 3.会議に出席した議員
       議 長 青 山 直 道   副議長 山 田かずひこ    1番  わたなべさつ子   2番  伊 藤 真規子    3番  石じま きよし   4番  野 村 ひろし    5番  大 島 令 子   6番  冨 田 えいじ    7番  なかじま和 代   9番  岡 崎 つよし    10番  山田けんたろう   11番  田 崎あきひさ    12番  さとう ゆ み   14番  伊 藤 祐 司    15番  ささせ 順 子   16番  木 村 さゆり    17番  加 藤 和 男   18番  川 合 保 生 4.会議に欠席した議員    な し 5.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者   ┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐   │市長       │吉田 一平  │参事       │道地 孝史   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │市長公室長    │加藤 正純  │総務部長     │中西 直起   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │くらし文化部長  │浦川  正  │福祉部長     │川本 晋司   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │建設部長     │水野  泰  │市長公室次長   │川本 満男   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │市長公室次長   │横地 賢一  │総務部次長    │加藤 英之   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部次長    │髙木 昭信  │くらし文化部次長 │日比野裕行   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部次長    │青木 健一  │建設部次長    │川本 保則   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育長      │大澤 孝明  │教育部長     │角谷 俊卓   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育部次長    │山端 剛史  │         │        │   └─────────┴───────┴─────────┴────────┘ 6.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長  水野 敬久   議会事務局 議事課長                                福岡 弘恵                  午前9時30分開議 ○議長(青山直道君) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。  これより日程に入ります。                ―――――――――――――― ○議長(青山直道君) 日程第1、一般質問。  昨日に続き、個人質問の通告がありましたので、発言を許します。  4番野村ひろし議員。             [4番 野村ひろし君質問席登壇] ○4番(野村ひろし君) おはようございます。  議長の許可をいただきましたので、3項目について質問をさせていただきます。  1項目めですけれども、行政改革について3点お願いをします。  来年度の予算編成は大変厳しいと聞いておりますけれども、来年度に限らず財政状況を考えると、行革を着実に進めていくことが必要だと思います。  そこで、多くの課題の中から行革の重要課題事業として34の事業が示されました。一つ一つの事業の現状、課題、改善策を見ると納得ができるんですけれども、行革が中期財政計画と両輪で進め、財源不足を克服していくことが、目的の一つとするならば、どうしてこの事業は選定されて、あの事業は選定されなかったのか。優先順位や金額的なこと、事業の関連性や改善までの期間など34事業を並べてみると、ちょっと何かすっきりしないところがありますので、そこで1点目ですけれども、重要課題事業として34事業の取組が示されました。この34事業を重要課題事業とした根拠、理由は何でしょうか。  2点目、行政評価における外部評価を平成22年から実施しているということですけれども、行政改革指針改訂版の作成及び今回の34事業選定、推進において行政改革推進委員会からどのような助言、答申があったかということをお聞きします。  3点目ですけれども、重要課題事業(第1弾)の文化の家、中央図書館、杁ケ池体育館においては、指定管理者制度の導入を前提に外部委託を含めた調査、検討を行うとあります。  そして、それを踏まえた方針決定は、令和2年度末となっております。余り時間がない中で、現時点での方向性はそれぞれどのようでしょうか。  以上、3点よろしくお願いいたします。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 中西直起君登壇] ○総務部長(中西直起君) 行政改革についてお答えいたします。  1点目について、昨年4月に策定した長久手市行政改革指針改訂版に上げた8つの重点課題に基づき、受益者負担の見直し、公共施設の管理の見直し、外部委託などの民間活力の活用、財産管理の見直しなどを中心に、市の長年の課題であるものや決算審査で指摘のあったものなどから決定したものです。  2点目について、平成31年3月当時、長久手市行政改革指針改訂版の策定に当たり、行政改革推進委員会から二つの答申がありました。一つは、市の現状、諸課題などを分析し、また優先順位を決定し、一つ一つ確実に重点課題の取組を実施すること。二つは、行政の運営に当たっては、改定した長久手市行政改革指針を意識し、日々事務の改善に取り組まれたいというものでした。  3点目について、文化の家は、他の自治体の事例研究や文化の家運営委員会での検討などを行っているところです。中央図書館は、他の自治体の事例研究を行っており、また、指定管理者の導入に向けて図書館運営協議会で協議していきます。杁ケ池体育館の指定管理者の導入については、杁ケ池体育館を初め、体育施設全般及び杁ケ池公園を対象として検討しています。  なお、杁ケ池体育館長寿命化工事を引き続き行っていく予定であるため、必要な修繕を行い、指定管理者を導入できるよう進めていきます。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) ありがとうございました。コロナ禍ですので、絞って質問をさせていただきます。  1点目についてですけれども、34事業の選定について行政改革指針改訂版では、目指す将来像と基本目標は総合計画の将来像と基本目標に依拠しますとあります。多くの課題の中から34の重要課題事業を選定するに当たり、行政改革指針が目指す将来像と基本目標、総合計画の将来像と基本目標との関連性を、十分に議論できたと考えているでしょうか。お願いします。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 行政改革を進める上で、総合計画の7つの基本目標のうち、特に、市民から信頼される市政の運営を重要基本目標といたしまして、これを実現するために行政改革指針では、8つの重点課題を設定し、その具体的な取組として34の重要課題事業を選定したというところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 改訂前の行政改革指針の取組の2年間、平成29年度から平成30年度なんですけれども、そこでは、行政運営改善の取組として13項目を重点的に取り組まれ、その結果、ほとんどが継続して実施中、検討中とあります。  その中で、第三セクターの経営の安定化は実施済みと書かれていますけれども、しかし、改訂版の行政改革の推進の取組内容にも第三セクターの経営の安定化が示されています。それはなぜでしょうか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 第三セクターの経営の安定化につきましては、改訂前の指針の運用時では、愛知高速交通の経営支援あるいは長久手温泉の経営安定化等を実施してきましたので、実施済みとしたものでございます。  改訂版の指針でも引き続いて重要課題に示したのは、平成27年に総務省からの技術的助言ということで、地方行政サービス改革の推進に関する留意事項の一つの項目として公営企業、第三セクター等の経営健全化が上げられたことも踏まえまして、また、行政改革は不断の取組として行わなければならないため、引き続き取り組んでいく必要があると判断をいたしまして盛り込んだものでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 安定化したから実施済みということではなくて、実施してきたから実施済みということでしょうか。安定化が図られたかどうかという点では、どのような認識でしょうか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 今、お答えしましたように、安定化策を実施してきたことで実施済みということでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) それでは、行革の進め方についてですけれども、第2弾広報全体の見直しにおいて、令和2年度は広報紙の変更、広報紙以外の活用の検討を方針決定となっております。実施は、令和3年度となっているわけですけれども、にもかかわらず、第2弾が1月末に示された後、早い段階でページ数が削減されましたけれども、前倒しして進めることはいいんですけれども、市民や各団体に十分に説明、周知がされたとお考えでしょうか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 本市における広報全体の見直しは、以前より課題として認識しており、特に、広報紙のページ数の削減につきましては、重要課題事業として示される前の段階から情報課で検討しておりました。  しかし、情報課だけでは解決できない大きな課題であるため、昨年7月に広報ながくての記事削減にかかる説明会を開催し、庁内関係課で連携して取り組んでいくこととし、令和2年2月号から記事削減をしておりますが、削減に当たっては、広報紙面での事前周知、担当課から各関係団体への周知を行っております。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 当然、周知はされたと思いますけれども、ただ結果として、市民の方々には不満が残っているのも事実かと思います。  以前から検討されていたのなら、もっと早く周知ができたのではないかと考えますけれども、突然、市の方針で掲載しないと言われたとか、スポーツ教室等に人が集まらなくなったという声もあります。集まらないのは、当然、新型コロナの影響があるのかもしれませんけれども、広報4月号には、スポーツガイドは紙面の都合等により、本号をもって掲載を終了します。今後は、市ホームページまたはチラシ等を御覧くださいと書いてあっただけで、子育ての広場のように、スポーツガイドはこちらからホームページで御覧くださいと一行書いて、QRコードか何かをつけて、しばらく掲載するなどの、そんな配慮があってもよかったんではないかと思います。広報全体の見直しの中で、市が伝えたい重要な情報が他の情報に埋もれる。各個人の広報を読むページが少ないという課題は分かりますけれども、広報を見ることがないという課題は、ちょっと削減とは余り関係ないような気もします。  そもそも広報を見ない人が、ホームページを見るかどうかは疑問でありますけれども、今の時代に合わせてホームページに移行することについては否定するものではありませんけれども、周知の期間をもう少しとって、ホームページのリニューアル時に合わせて変更してもよかったんではないかと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 先ほども御答弁しましたとおり、広報全体の見直しは以前より課題として認識しており、広報紙のページ数の削減に当たって、広報紙面での事前周知、担当課から各関係団体への周知をしております。  なお、広報紙に掲載しているイベントやお知らせなどについては、同時にホームページにも掲載しており、各コーナーの掲載取りやめにつきましては、今年2月号からの平成こども塾の記事を初めとして、段階的に削減する計画を策定し、それぞれ事前に広報紙に記事を掲載し、周知を行っております。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 行政改革指針の改訂版では、行革を推進するに当たり、全職員が共通の認識をもって行政改革を推進する体制を構築しますとあります。例えば、スポーツ教室等の紹介欄を削るに当たり、生涯学習課と情報課とで十分話合いがなされ、共通の認識がされたとお考えでしょうか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 生涯学習課のみならず、関係課を招集しまして情報課主催で広報ながくて記事削減にかかる担当課説明会を開催し、従来、広報紙面構成の中心でありましたイベント周知ではなく、事業施策実施の背景や事業施策の必要性を広報紙面構成の主体とするため、イベントの周知関連で定例的に情報発信をしておりました子育ての広場、平成こども塾スポーツガイド、文化の家の各コーナーを削減することについて、情報共有をしております。  一方で、広報すべき担当課は、情報課だけであるという考えではなく、イベント等の担当課が主体的に媒体を選び広報していくことも話し合い、共通の認識をもつに至っております。具体的には、子育て支援アプリ、市のホームページ、SNS、チラシなどを用いた広報活動についても情報共有しております。  なお、スポーツ教室、大会等の紹介につきましては、杁ケ池体育館入り口及び市ホームページに掲示しております。また、屋外スポーツ施設には、スポーツイベントは長久手市ホームページで御確認くださいという言葉と、QRコードを載せた案内板を設置しております。
     以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 案内板等の設置確認はしておりますけれども、情報共有はされたということですけれども、されていれば、それはそれでいいんですけれども、したつもりでされていないのが一番困ると思うんですけれども、私は十分ではなかったんじゃないかなというふうに考えております。失礼な質問をしますけれども、最初の再質の答弁にもありましたけれども、総合計画の7つの基本目標のうち、特に、市民から信頼される市政の運営を重要基本目標とするとあります。このような進め方で信頼される市政が実現できるんでしょうか。お願いします。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 行政改革の進め方につきましては、改訂版の指針では行政改革推進本部会議重要課題事業を決定いたしまして、おのおの担当課がその事業に取組、市の附属機関の行政改革推進委員会による外部評価も活用しながら進めていくものとしております。具体的には、行政改革担当者による各事業担当課へのヒアリングなどの情報共有や改善指導、こういったものを行っており、これらの取組を引き続き行ってまいります。  また、日常の進捗管理でございますけども、市の幹部職員で構成いたしております行政改革推進本部会議で行うほか、行政評価での検証や予算の査定も活用しながら、例えば、補助金、助成金の見直しでは、課題ごとの検討組織を設置するなどいたしまして、様々な手段を講じて取組を着実に実施することによって、議員がおっしゃるように信頼される市政となるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 今の答弁では、担当課の情報共有、日常の進捗管理、検討組織づくり、これらのことについては、進める側のことであって、取組を着実に進めること、実施することは当然信頼される市政につながるとは思います。  ただ、行革を進める上では、市民に負担や御理解をお願いすることが多いと思います。そのためには、やっぱり丁寧な説明と十分な周知こそが信頼される市政につながると思います。今後、進めていくに当たり、丁寧な説明と十分な周知をお願いをして、2点目に移ります。  2点目については、またあとで個人的に伺います。ごめんなさい。3点目に移ります。  答弁からは、中央図書館、杁ケ池体育館指定管理者導入の方向で検討中、文化の家は指定管理も含め検討中であり、指定管理としての方向性は決まっていないというように受け取りますけれども、そのような理解でよろしいでしょうか。 ○総務部次長(加藤英之君) 中央図書館、杁ケ池体育館、文化の家につきましては、行政改革の重要課題事業(第1弾)に掲げましたとおり、指定管理者の導入を前提に検討を進めております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) それでは、他の自治体の事例研究とありますけれども、どこの自治体でどのような事例研究か。  また、現時点での協議会、運営委員会における協議検討での焦点は何か。  それと、田崎議員の質問の確認ですけれども、杁ケ池体育館スポーツ施設全般、杁ケ池公園も含めての指定管理者導入との方向で進めているということでよろしいでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) それでは、まず、文化の家でございますが、文化の家では、現在、他の自治体ということで碧南市ですとか、幸田町、文化ホールをもっているところの、そういった事例を参考に管理体制や運営予算などについて事例研究を行っており、また、近隣の瀬戸市、尾張旭市、日進市の自治体職員や指定管理者職員とは定期的に意見交換をしているような状況でございます。  また現時点で、文化の家運営委員会における協議検討では、その指定管理者制度の導入により、民間企業の運営が適切であるのか、それとも公益財団法人による文化施設運営が適切か、現状の直営の管理が適切なのか。それともアウトソーシング、外部委託をさらに進めるのかといったような課題を話合い。また、その中で劇場、音楽堂等の活性化に関する法律や文化芸術基本法に基づいて、本市の文化芸術振興施策を推進していくには、どの形態が適正であるかということが、焦点で話合いを行っております。  また、今、議員がおっしゃいましたように、杁ケ池体育館につきましては、昨日の田崎議員にもお話させていただいておりますが、スポーツ施設全般杁ケ池公園を含めた指定管理者制度の導入を検討しておる状況でございます。  指定管理者制度を導入できるように、施設につきましては、必要な修繕を行っていきます。  以上です。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 続きまして、中央図書館でございます。  中央図書館におきましては、指定管理者制度を見据えまして、県内の指定管理者制度及び一部業務委託導入の調査を初め、指定管理者を導入している豊田市や一部業務委託を導入している日進市などに聞き取りするなど、事例研究を行っております。  また、現時点での図書館運営協議会における協議、検討での焦点でございますけども、令和3年度から新たに導入するICシステムの効果を踏まえた全体の業務量や業務内容などを比較検証することで、今後、具体的に検討していきたいと考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 杁ケ池体育館については、スポーツ施設全般を含めてということですけれども、スポーツの杜の公有地化はまだ時間がかかりそうですし、菖蒲池のテニスコートも完全に課題が解決されたわけではありませんし、他の施設も様々な課題があるわけですけれども、杁ケ池体育館長寿命化工事が終われば、指定管理を進めていくということでよいでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) やはり利用頻度の高い杁ケ池体育館、こちらの長寿命化工事、修繕工事等を進めた上で、他のスポーツ施設も一緒に指定管理者のほうに移行していきたいというふうには考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) ありがとうございました。使用料、手数料等の受益者負担や補助金等、今までに見直さなければいけないようなことを行い、また、今の時代に合った改革もしていかなきゃいけないと。財政の立て直し、あるいは新型コロナ対策と課題が山積しているわけでして、本当に大変だと思いますけれども、御尽力いただくようお願いをして、この項目は終わりたいと思います。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 2項目め、お願いします。学校給食についてお願いします。  1点目、食品ロス、残菜の現状はどのようか。また、残菜を減らすために、どのような取組を行っているのか。  2点目、アレルギーのある児童・生徒にどのように対応をしているのか。  3点目、児童・生徒、教職員、保護者から学校給食に対してどのような要望があるのか。  4点目、学校給食の充実に向けて、今後どのように取り組んでいくのか。  以上、4点お願いいたします。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部長。              [教育部長 角谷俊卓君登壇] ○教育部長(角谷俊卓君) それでは、学校給食について4点御質問いただきましたので、順次、答弁させていただきます。  1点目について、給食の残菜量は毎日クラスごとに計量し、記録しており、特に、夏の暑い時期や運動会の練習期間中が増加する傾向があります。また、残菜を減らす取組としては、毎月開催する献立委員会での給食主任からの意見やこれまでの残菜量の記録などを参考に、食べやすい献立の組み合わせを工夫しています。  2点目について、給食センターでは、乳アレルギー及び卵アレルギーを持つ児童・生徒に対し、除去食の提供を行っています。また、牛乳やデザートについても代替食を提供しています。乳・卵以外のアレルギーを持つ児童・生徒については、食品表示基準で定められた28品目のアレルゲンを記載したアレルギー対象食品使用献立一覧表や成分表などの資料を希望する児童・生徒の保護者へ情報提供し、一人一人の状況に応じた対応を、保護者や学校にお願いしています。  3点目について、栄養教諭が学校へ給食指導に出向いた際、児童・生徒からは献立のリクエストやセレクト給食を増やしてほしいなどの意見を聞いています。同様に、教職員からは、献立の組み合わせにおける意見を聞いています。また、保護者からは、より多くの児童・生徒がアレルギーの有無にかかわらず、同じ給食を一緒に食べられる献立の提供、まずは、一度実施していただけないか。給食の時間をもう少し長く欲しいなどといった意見をいただいています。  4点目について、安心・安全な給食の提供はもちろんのこと。学習指導要領に記載があるように、児童・生徒が食事の重要性や栄養バランスなどの知識を身に付けたり、食材の生産に関わる人々への感謝の心を育むなど、食育の観点を踏まえた学校給食に努めていきます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) ありがとうございました。1点目についてですけれども、牛乳が紙パックになって、配膳員さんから軽くなったとか、ビンでないので割れなくて済むという、そんなお話も聞きますけれども、紙パックになって牛乳の残量に変化はあるか、また、処理費用はビンのときと比べてどのようでしょうか。お願いします。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 飲み残し牛乳は、これまでと同じように配膳室で移替え廃棄処理をします。10月の残量を昨年度と比較しますと、平均で小学生で11%、中学校で12%減少しております。  10月、一月で比較をいたしますと、令和元年10月では、飲み残し処分費用といたしまして49万8,300円、令和2年10月では、飲み残し処分費用として48万150円に加え、紙パック、ストローの処分費22万4,411円が加算され、合計で70万4,561円となり、前年度比20万6,261円の増加となっております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 飲み残しの処分費用はほぼ変わらないですけれども、パック、ストローの処分費が増えているということです。飲み残しの10%減少はよかったのかなとは思います。確かな根拠はありませんけれども、やっぱりビンだとどうしてもにおいがきて飲みにくいなんていう話も聞きますけれども、取りあえず残量が減ったことはよかったと思います。  2点目については、次の機会に質問をさせていただきます。  3点目に移ります。より多くの児童がアレルギーの有無にかかわらず、同じ給食を一緒に食べられる献立の提供という保護者の要望もあるという答弁でした。東郷町では学期に一回食物アレルギー対象食材を全メニューから除いた給食を提供しているとのことです。牛乳を豆乳に替えたり、おかずを一品アレルギー除去食にする自治体はあるようですけれども、全メニューをアレルギーフリーにする取組は、全国的にも珍しいということです。近くのまちですので、参考にして、アレルギー対象食材を全メニューから除いた給食を提供する予定はあるでしょうか。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 食物アレルギーは、アーモンドを含む28品目以外にも、様々なアレルゲンがございますので、本市におけるアレルギーを持つ児童・生徒の把握に努めまして、また、東郷町など先進事例を参考にしつつ、今後、協議していきたいと考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 可能であるなら、ぜひ試していただきたいと思います。  4点目ですけれども、平成25年4月に給食費が値上げされました。また、平成21年度からは食材費の高騰から一食当たり20円の市の補助が始まりました。20円の補助は値上げ時に暫定的な措置として当面継続いたしますと、ホームページに載っていました。当面、継続、暫定的とあるにもかかわらず、既に10年以上たっているわけですけれども、補助の増額予定はあるでしょうか。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 今、市の補助一食当たり20円ということでございましたが、今現在、市の補助としては21円ということでございまして、現在のところ、この市の補助金増額の予定はございません。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 増額の有無にかかわらず、10年以上たっているので、一度検討の必要は、必要性があると思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 補助金を加えた一食当たりの金額といたしましては、小学校240円、中学校で280円でございまして、これを近隣市町と比べますと、同等ということでございます。  現時点では、増額の必要性は低いのかなというふうに判断しております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 残念です。でも、ゼロではないということですので、教育振興基本計画の長久手市教育に関するアンケートにおける調査結果、複数回答ですけれども、学校のどんなところが楽しいですかという問いに、給食と答えた児童・生徒は45.4%、楽しくないと思うのはどんなときですかという問いに、給食と答えた児童は19%となっています。今は、コロナ禍でみんな前を向いて静かに給食を食べているので、余り楽しくはないと思うんですけれども、少しでも給食が楽しみという児童・生徒が増え、給食が嫌いという児童・生徒が減るといいなと思います。月に一回でもいいので、子供たちが給食を楽しみにできたり、給食のメニューが話題になるような給食を提供していただけたらと思います。給食費の値上げは無理だとは思いますけれども、少しでもいいので補助の増額を検討していただければと思います。  最後ですけれども、園児から中学生までの人口は、2025年まで増加が見込まれております。住みやすさ全国4位ということで、予想外に増えることもあると思うんですけれども、給食センターは、園児、児童・生徒の増加に対応できるのでしょうか。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 当面の食数の増加に対しましては、調理作業の合理化を進めていくことで対応可能であると考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 対応できるということです。この項目を終わりたいと思います。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 3項目め、お願いします。ジブリパーク開業に向けての本市の取組について、愛知県の今後発展すると感じる駅として、リニア開業を控えている名駅付近の駅を抑えて、一番に杁ヶ池公園駅、2番にはなみずき通駅がランクインしています。理由は、ジブリパーク開業に伴い、愛・地球博記念公園にほど近く、期待感が高まったと見られるためです。多くの期待が集まる中、愛・地球博記念公園におけるジブリパークの開業予定まで、あと2年です。2年は切ったわけですけれども、この機会を市はどのように生かしていくのか。お願いします。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) ジブリパーク開業に向けての本市の取組についてお答えいたします。  ジブリパークが本市に整備されることは、絶好のまちづくりのチャンスであると捉え、関係機関と連携して、長久手市商工会、一般社団法人長久手市観光交流協会など、民間の力も生かしながら、地域の魅力向上、活性化につながる施策を展開していきたいと考えます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 地域の魅力向上、活性化につながる施策を展開していきたいということですけれども、ぜひ、していきたいではなくて、していくという強い決意が必要ではないかと思っております。  どれぐらいの渋滞が発生するのか。どのような運営になるかなど、今後の状況は未知数な部分も多いと思います。ジブリパーク構想地域連携協議会での協議連携はもちろん大切ですけれども、近隣市町は、ただ通過するだけのことであって、もうけることを考えていればいいわけですけれども、長久手市とは状況も、立場も異なるわけです。渋滞、ごみ問題等は市民生活に大きな影響や負担を及ぼすものです。長久手市民は、もう無料にしろと、それぐらいの勢いで交渉をしてほしいわけですけれども、他市町とは違うので、市独自で積極的に県やスタジオジブリ、中日新聞に働きかけていくことが必要だと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(川本満男君) 独自で働きかけをしていくことが必要ではないかということでございますが、ジブリパークについては、昨日も御答弁させていただきましたが、運営主体は決定されておりますが、運営方法がまだ明らかになっていないような状況でございます。  また、株式会社中日新聞と株式会社スタジオジブリによって、共同で設立されました運営会社、株式会社ジブリパークへの窓口は、愛知県が責任をもって進めておられるのが現状でございます。本市としても、現在も愛知県へ働きかけは行っておりますが、また今後も、引き続き積極的に協議を続けていきたいというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。4番野村ひろし議員。 ○4番(野村ひろし君) 山田けんたろう議員の質問の答弁からも、どのような運営方法になるか分からない。見通しの立たない中で、積極的に進めたいけれども、なかなか進められないという、そのようなもどかしさがよく分かりましたけれども、渋滞や大型商業施設への駐車なんかも懸念されるわけですけれども、万博のように、一時的なものであれば、これは市民も我慢できると思うんですけれども、これがずっと長く続くということになると、やっぱりなかなか限界があると思います。  市外や県外の方から、住みやすさは全国4位、その上ジブリもあっていいねと、このように聞かれたときに、渋滞はひどいし、市は何も潤わないし、ないほうがよかったと、そうならないように、あと2年ですけれども、しっかり準備を進めていただくことをお願いして、全ての質問を終わります。 ○議長(青山直道君) ないようですから、野村ひろし議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は10時30分とします。                  午前10時14分休憩               ――――――――――――――                  午前10時30分再開 ○議長(青山直道君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。5番大島令子議員。             [5番 大島令子君質問席登壇] ○5番(大島令子君) 大島令子でございます。今回は、4項目通告しております。第1項目めから順次、質問をさせていただきます。
     まず、古民家事業の見直しの進捗状況について令和2年9月定例会で、古民家事業の質問を行いました。その内容は、紆余曲折している古民家事業は、監査委員の決算審査意見書の一旦白紙に戻して検討することが重要と考えるという指摘の問いに対して、答弁は、事業を凍結するという理解であるというものであり、また、専門家の意見も踏まえて、今後どのようにするのか、再検討をするということでございました。見直しの進捗状況はどのようか、お伺いいたします。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 古民家事業見直しの進捗状況についてお答えいたします。  古民家活用事業については、現在、専門家、有形文化財工事の実績がある事業者及び県内の自治体にヒアリングを行っています。その中で、文化財としての価値を担保しつつ、できる限りコストを抑えた移築方法などを再検討しているところです。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 監査委員の一旦白紙に戻して検討することが重要という指摘に対しての答弁は、事業を凍結するという理解であると答弁されました。  しかし、今の答弁をお聞きしますと、できる限りコストを抑えた移築方法を再検討しているということは、事業凍結という理解は反映されていないと理解されます。監査委員の指摘は、何も考慮されていないと受け止められますが、再検討するという意味の中には、事業凍結も含まれているのでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 議員がおっしゃるように、令和2年第3回定例会におきましては、その監査委員からの白紙に戻すという御指摘の内容につきましては、私が、その古民家を前所有者に返還して事業を凍結するという御指摘の内容であるという認識でありますということで、お答えをさせていただいております。  ただ、その監査委員の御指摘につきましては、今年度予算計上しております歴史民俗体験施設の基本設計業務885万5,000円の凍結ということを意図しておりますので、実際に、その監査委員の意見書の御指摘の中では、古民家の活用を再検討するということも明記されております。  本市では、前所有者の御厚意の下、古民家の調査業務や補修工事を行いながら、歴史的な文化遺産としての価値がある古民家の保存方法、活用方法の検討を、これまでも積み重ねてきた経緯がございます。  そのため監査委員からの御指摘、専門家からの御意見を基に、今一度、事業の在り方、進め方について事業継続が可能となる方法を再検討しているということでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、今年度の予算に古民家活用事業として、歴史民俗体験施設等基本設計委託費として885万5,000円がありますが、この予算の執行は、今年度はないというようなことでよろしいですか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今年度、予算計上している基本設計でございますが、これにつきましては、今現在、先ほど答弁申し上げたとおり、事業の進め方の再検討をしておる中で、まだまだちょっと時間を要するものでございます。  そういったことを含めて、方針がまだ固まっていないということもございますので、年度内での執行は見送りたいというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 来年度の当初予算では、どのようになる可能性が高いでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今現在、古民家の移築方法とか、発注の仕方ですね。それとスケジュールなどを再検討しておる段階でございます。設計に関する予算を当初予算に計上することは、今のところできないというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 方針がまとまるのは、いつ頃と予定しておりますか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) まだまだちょっと時間を要しますけども、今後、専門家の方々の御意見もお聞きしながら、方針を、できれば、年度内には決めていきたいということを目指していきたいと思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 今、年度内という答弁でしたが、令和2年度ということなんですか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 令和2年度内には、何らかの方針を決めていきたいということを考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 要は、その方針が決まって、まずは、先ほど当初予算の中では、まだ予算が出てこないような答弁でございましたけれども、方針が決まってから予算というのは、どのくらいの期間でつくようなものなんですか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 予算措置につきましては、令和3年度内で、さらに、やはり議会の皆さんともいろいろと協議、話し合いながらしていく必要ということも考えておりますので、また、令和3年度の中で、やはり時間も変わってくるというふうに思います。早ければ、令和3年度内のどこかで予算計上ということも考えられますが、早くて令和3年度、令和4年度になるかもしれませんが、そのあたりを目指して、予算措置のほうは考えていきたいというふうには考えております。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 卯塚墓園について伺います。  卯塚墓園は、長久手市卯塚墓園、略称市営墓地と公益財団法人卯塚緑地公園協会、略称協会墓地の2団体が管理している墓地の総称です。管理棟は1棟あり共用しています。2墓地は、それぞれ沿革が異なりますが、同一のエリアにあるため、運営上の分かりにくさを市民から指摘されておりますので、以下、伺います。  1点目、市の卯塚墓園事業特別会計から市営墓地管理費という名目で協会墓地会計に、平成27年度は100万円、平成28年度から毎年600万円支出しています。一人分の人件費と聞いておりますが、何のための人件費ですか。  2点目、管理料についてですが、市営墓地の内芝生墓所、これは墓石がついております。これは年間で8,000円の管理料です。平成27年から募集を開始し、樹木型合葬式墓所は管理料は無料です。一方で、協会墓地の沿革は、昭和50年代と今から40年以上前に始められた土地区画整理事業時に市内に点在している野墓地をこの地に集約して、財団法人卯塚緑地公園協会が管理・運営をしてきました。当初は、永代使用料と永代管理費が申込時に一括して納められており、管理費を毎年支払うことはありませんでした。ところが、把握している限り、平成9年以降に永代使用者となった人は、永代使用料を一括で納め、管理費は毎年3,000円納めることになっています。これは、一括で永代使用料と管理費を納めた人も同一3,000円を求められてきております。  協会墓地は、墓碑がないため、永代使用者が建てることになるので、墓じまいをして安価な市営墓地を検討する市民も出てきております。また、現在、公益財団法人化され、理事に市の職員も就任しているため、管理・運営が分かりづらい面がありますが、市は、この現状をどのように見ているのか。お伺いいたします。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 卯塚墓園についてお答えいたします。  1点目について、卯塚墓園管理業務として、使用者募集に関する事務、墓所使用申請書などの受付及び管理料の管理事務、墓所台帳の管理・運用、窓口での相談対応、墓園の軽微な管理、墓園運営についての助言を委託しています。  2点目について、公益財団法人卯塚緑地公園協会が運営している墓園と隣接する形で市が市営墓園を管理しています。  公益財団法人、市直営それぞれの管理となりますが、管理事務所を共用することによって、各来園者や利用を希望する人が市営か、公益財団法人かを意識することなく、各種利用の手続やお墓についての相談をしていると理解しています。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 平成27年4月1日施行の公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正を審査しましたときの会議録によりますと、人事課長は、平成27年度から卯塚墓園の第1期分の使用開始手続が始まるので、卯塚緑地公園協会へ必要があれば職員を派遣すると答弁しております。  しかし、実際は市の職員は派遣をしないで、一般財団法人葬務事業振興会という厚生労働省の外郭団体から1名分の人件費を少なくとも、平成27年から毎年600万円協会墓地のほうに支出をしてきました。条例改正までしたにもかかわらず、葬務事業振興会から1名分の人件費を公園協会に支出しています。市営墓地と協会墓園と管理は別のはずですが、なぜ市の卯塚墓園事業特別会計、私たちの税金ですが、これが公益財団法人墓地の管理・運営に支出をしているのですか。質問をお伺いいたします。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今、議員から当時の職員派遣に関して、必要があれば職員を派遣するという答弁があったということでございますが、これは、今は人件費としての派遣ではありません。そうではなくて、協会へは市営墓園の事務を一部委託しているということで、市営墓園の運営について協会が把握するということになっております。そういう形で、今、進めておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 協会に市営墓園の事務の一部を委託するということでございました。しかし、私が市民から相談を受けて、いただきました協会墓園の平成27年以降の毎年の会計報告には、収入として市営墓地管理、市の特別会計から600万円が入り、その600万円が今度は葬務事業振興会に協会墓地が委託をしております。市営墓地の管理委託ならば、協会墓地を通さず、直接、市が葬務事業振興会に管理委託をすればよいのではないですか。迂回しての支出と思いますが、何か深い理由があるんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 市営墓園を葬務事業振興会に委託しておるわけではございません。市営墓園の管理につきましては、市が協会に一部委託しているためでございまして、協会が私ども市営墓園の委託業務を担っているというふうに認識しておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) この会計報告書を見まして、私もこの質問に当たり、管理棟に出向きました。そこで、市の担当者、それと葬務事業振興会の方からそういう話を聞いたわけです。ここにもちゃんと資料がありますけれども、市営墓地管理委託費ということで、一人分の人件費であるというふうに葬務事業振興会の方からお聞きしました。やはりそうであるならば、きちっと一般会計から直接、葬務事業振興会に委託費として来年の予算から出すべきと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 協会墓園の委託については、振興会のほうに委託しているというか、承知しておりますけども、あくまで私どもの市営墓園につきましては、その一部の事務を協会のほうに委託しておるということでございますので、そのことについては、そのような形で振興会のほうには、私どもとしては委託は出していないということでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 次長、一度管理棟に足を運んでみたらいいと思います。私は、アポも入れずに直接いきましたところ、そのように説明を受けましたので、庁舎から外に出て、きちっと現状を実際にそのお金がどのように使われているのか。600万円がどこを経由して、誰がどういう仕事をしているのか。一度御覧になったらいいと思います。  次の質問でございますが、皆様のお手元にこの資料を配付させていただきました。  上の欄に書いてありますのは、昭和52年に協会墓地を買った人の申込書の使用料です。これには、永代使用料8万円、永代管理費4万円、これを昭和52年に買った方は一括で払ってあります。下の欄は、平成9年に協会墓地を買った人は、永代使用料として8万円ではなく、今度は一区画4平米40万円、今5平米は50万円でございます。それと管理費は、永代管理費ではなく、毎年一区画につき3,000円というふうになっております。  このことに関しまして、市はいろいろな苦情が出ていることを、どの程度把握していらっしゃるんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 協会にこのような管理費が徴収されているということについて、苦情があったということは承知しておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 公園協会は、公益法人化したときから、長久手市として副市長が理事、部長が評議員を担っております。昭和52年に協会墓地を購入し、永代管理費を支払った市民の方から、説明もなく、理解もなく、毎年3,000円の管理料を納めているという苦情に対して、市として公益法人に助言できる立場です。協会と今後、この問題をどう解決していけると思っているのか。お答えください。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 議員おっしゃるように、評議員を担っておりますけども、市としましては、そういう機会のあるごと、都度、協会と卯塚墓園についての情報は共有している状況でございますので、今後もそういう形でやっていきたいと思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 情報を共有しながら、相談があるまで何もしないで助言をする。私は、この関係、この資料にもございますように、卯塚墓園といいましたら、この卯塚緑地公園の中に市が平成25年に13億円で土地を買って市営墓園を作ったわけです。管理棟も一緒です。市民から見たら非常に分かりにくいんです。担当者も市の方だったり、葬務事業振興会の方だったり、非常に分かりにくいわけなんです。  また、協会の役員の方は御自身も高齢化し、自分もやめたいというお話も聞いております。卯塚墓園というのは、市営墓園と協会管理の墓地の総称と、先ほども申し上げましたが、約1,700区画以上あります。これを見ると協会の管理について、私はとてもこの収支会計報告書を見ましても、危惧を覚えます。毎月3,000円、1,753区画で約五百二、三十万円、そして、10区画売れば400万円か、500万円、これがなければ、この広い協会の墓地を管理していくのは財政的にも、そして、理事という役員、歴史を分かっている方々も高齢化してやっていけなくなる。そして、評議員ですとか、理事には市のOBの方々がたくさんなっていらっしゃるわけですから、この先のことを考えますと、非常に危ないのではないかという、そういう考えを持っておりますが、市としてはどのような認識でいらっしゃいますか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) まず、この市営墓園と協会墓園、それぞれの管理については、しっかり区別されておるところでございまして、利用者の皆さんにとって不便のないように、簡易な墓園の案内等があれば、協会の職員、市直営問わず案内をさせていただいているところでございます。  今、議員のほうで、ちょっと協会の管理・運営について危惧されているということについてでございますけども、協会の管理・運営についてのことでございますので、市としての発言は控えさせていただきたいと思っております。  しかしながら、協会から何らかの相談があれば、助言をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 協会から相談があればということでございますが、私は、市営墓園も含めて、管理・運営を一本化していけば、今回のような永代管理費を払った人々からも、平成9年から3,000円頂く、それに対する苦情ですとか、いろいろな問題も解決すると思います。協会の墓園を市が管理するという、そういう選択肢も提案させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 協会墓地の管理・運営に関しましては、やはり協会の法人の根幹に関わることでございますので、こちらについては慎重に対応をしたいというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) この地図の写真の卯塚緑地公園協会は、平成25年に公益法人となったため、法人の事業が順調にいかなくなった場合は解散という選択肢もあります。そのときの残った財産は、国もしくは地方公共団体にしか贈与することができません。その設立当初の定款を見ますと、基本財産は土地が約1億5,000万円、構築物が1億3,200万円、寄附金が5,400万円、合計3億3,600万円でございます。永代管理費を一括で支払った人々の中には、平成9年から毎年3,000円、今年で24年目になりますので、合計7万2,000円を返還していただきたいという、そういう人々も見えます。この法人が解散するときに、このような基本財産を使用することによって返還するなり、問題が解決するのではと思っております。答弁では慎重に対応していきたいと言われましたが、今、お墓に関する考え方も、お葬式の在り方も区画整理事業によって野墓地をあそこに集約して考えが変わりました。一画には芝生墓所、樹木型合葬式墓所という安価でとてもすばらしい市営墓地もございますので、慎重に対応していきたいと言われましたけれども、次世代を見据えた在り方を考えるきっかけが、今回の永代管理費に対する説明不足であると思います。再度、考えを聞かせてください。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 繰り返しになりますけども、やはり今の市営墓地と協会墓地というのは、しっかり管理を区別して運営を、それぞれしておるところでございます。  協会墓地の管理・運営に関しましては、やはり繰り返しになりますが、法人の根幹に関わることでございますので、市としてもいろんな相談があれば、助言として対応をさせていただきたいと思いますので、そのように慎重に対応していきたいと思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 答弁では、相談があれば対応していきたいと考えておりますということでございますので、では、協会墓地を昭和52年代頃に買い、永代管理費を一括で納めて、途中から年間3,000円永代管理費を納めることになり、非常に不満を持っている人々、その方たちは理事長にそのようなお話をし、御理解をいただいたら理事会からそのような相談があれば、助言を市としてしていく。そういうふうに理解をしてよろしいわけですね。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 当然、今、議員がおっしゃるように、そういった形で協会のほうから御相談があれば、また、こちらのほうでも対応していく形になるかと思います。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) N-バス、コミュニティバスの値上げについて伺います。  1点目は、市はN-バスの65歳以上の利用者運賃を、来年4月1日から値上げすると公表しました。道路運送法に基づき設置されている地域公共交通会議の協議だけで値上げできる根拠は何かを、お伺いいたします。  2点目、N-バスの運営主体はどこですか。  3点目、自治体が住民から税や使用料などのお金を徴収するときは、条例に基づかなければ徴収できません。N-バス条例を設置して、議会に諮らないで運賃を値上げできるのはなぜか、伺います。  4点目、値上げによる増収見込額は幾らでしょうか。
     以上、4点でございます。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) N-バス、コミュニティバスの値上げについてお答えさせていただきます。  1点目について、N-バスは道路運送法第4条の規定に基づき事業を行っています。また、同法第9条第4項の規定に基づき、N-バスの運賃は地域公共交通会議にて協議を行い、中部運輸局に届出を行います。今回、運賃を改定するので、同様な手続を行う予定です。  2点目について、N-バスの運営については、事業主体は市、運行主体は名鉄バス株式会社です。  3点目について、運賃は利用者が名鉄バス株式会社に支払うものとなります。市が徴収するものではありませんので、条例で定めていません。  4点目について、増収見込額は65歳以上の人限定での定期券を取り扱うことを考慮すると、約800万円と想定しています。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 地域公共交通会議は、運賃を改定するときに協議が整っていれば、運輸局への届出が簡素化できるというものです。例えば、名鉄バスが運賃を改定したいというときには、名鉄バスという会社内で幾らに改定するか決めて、それに対して地域公共交通会議での参加メンバーが協議するという合意形成の協議組織です。つまり参加メンバーの組織内部でどのように意思決定されるか。道路運送法はこの点には一切立ち入らない法律です。  今回のN-バスに関しましては、運営主体の長久手市が広く市民に意見を聞き、議会に諮り、地方公共団体としての方針を決めた上で、地域公共交通会議に提案することが必要です。私の申し上げたいことは、この1点につきます。  しかし、路線に関しましては、昨年秋に市内の6小学校に出向き意見を聞きましたが、65歳以上の市民から100円頂くということに関しては、パブリックコメントだけで方針を決定しました。このような重大なことを決めることに、議会で審議ができないということは、大問題と思います。N-バス事業の車両やバス停は、地方自治法で定める公の施設ではないでしょうか。公の施設は、地方自治法第96条第1項第4号の使用料を徴収することに該当するために、議会の議決事項ではありませんか。市は、今後条例を作る必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) このN-バス事業に関しましては、道路運送法の第9条の規定による運賃になります。ですので、運行主体となる名鉄バスが運賃を徴収するということで、N-バスについては、公の施設ではないというふうに考えておるところでございます。  ですので、地方自治法第125条に規定されている使用料ではないというふうに、私どもとしては解釈しております。  また、そのため、議会との協議の過程でございますけども、これにつきましては、この道路運送法に基づく地域公共交通会議で、関係者に、市が計画して提案した中で協議して承認していただくという形をとっておりますので、条例という形で議会の議決ということはございませんけども、議会のほうには、料金の改定に当たりましては、情報提供をさせていただきながら、議論をして決めていきたいということで、これまでも情報提供させていただいているところでございますので、今のこの道路運送法の第4条の運行の形態をとっておる中では、これまでどおり条例化するという形では、今後の運輸局へのいろんな手続の中で、なかなかそぐわないところがございますので、私としては、条例化はせずに、今までどおり公共交通会議の承認を得て進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) N-バスは公の施設であると思いますが、その点に関して、どのようにお考えですか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) こういったコミュニティバスの運行に関しましては、一つが、地方自治体自らが運行主体として、その運賃を料金、運賃を徴収するという形、そうであれば、やはり使用料という形で公の施設という形で位置づけられると思っております。  また、名古屋市さんのように、地方公営企業等であれば、運行主体が自治体でありますので、当然ながら公の施設ということになります。  ただ、私たちのN-バスにつきましては、運行主体が名鉄バス、そちらが料金を徴収するということでございますので、これは全国的にも私どもの市と同様の形で、こういう形をとるところが多いですけども、今のでは、公の施設として位置づけではなくて、あくまでも運行主体となる名鉄バス株式会社が料金をとるということで、行っておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 公の施設ではないということは、先般、決算書を見ましたが、物品の中にバス5台というふうにありましたが、物品という扱いですか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) このN-バスの車両等につきましては、あくまでも物品として扱っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 私は、N-バスは運行主体が名鉄バスであっても、名鉄バスは運行するために中部運輸局に届出をして、グリーンのナンバーをとります。しかし、法体系が違いまして、私はこれは公の施設であると解釈しておりますので、バス停のポールも地下に埋めますので、公の施設であると思うわけなんですが、こういう場合は、不当な差別的扱いをしてはならない。公平性を保障し、住民の権利を守るために公の施設の場合は、きちっと条例を定めて物品ですと簡単に転売したりすることができますけれども、そうではなくて、きちっと条例を定めて議会の審議を経て運賃を改定すべきと思いますが、なぜ、条例を作って運賃を改定しないんですか。道路運送法上の手続で、それはあくまで地域公共交通会議は合意形成をする組織ですので、それ以前に市民に対して100円に有料化するという、そういう意見を聞き、なおかつ料金を徴収しますので、議会の議決事項だと思いますが、もう一度、お伺いいたします。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) このコミュニティバスの運行手法についてのことになりますけども、やはり繰り返しになりますけども、やはり道路運送法の規定に基づいて、あくまでも長久手市は運行主体である名鉄バスに委託した中で、運賃を要求していただくということで、市のほうに料金が入らないということがございます。そうしたことを受けまして、これまでN-バス事業を進めております。  今回、運賃の値上げをさせていただく御提案をさせていただいておりますけども、これにつきましてもやはり地域公共交通会議の中で御承認いただく中で、やはりその中でも市としては、やはりこういった提案をさせていただくものは、議会の皆様にも情報提供をしながら、御理解をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 議会の中でも理解をいただくと言われましたが、私たちも当然、運賃ですから条例があると思いまして、いきなり地域公共交通会議に、この資料の2枚目見てください。2021年4月N-バスが変わるということが、11月号の広報に掲載されて、びっくりしました。私たちも20年間条例がなかったということ気がつかなくてうかつだったんですけれども、やはり私はこの運賃改定の検討というのは、このやり方はまずいと思います。  なぜかといいますと、まず、市長が力を入れてきた赤あったかぁど、これは高齢者福祉のメイン事業です。長久手温泉ござらっせが720円から優待料金400円で利用できる。そして、N-バスに無料で乗車できる。このメインの事業を簡単に方針変更するということに対して、長年赤あったかぁどの保持者は、N-バスか、温泉に入りにござらっせにいくか、あと協力店にいく。そういう中で二大メインの赤あったかぁどの申請者。その人たちが、これから温泉にしか主に利用ができない。これは最悪だと思います。収支が悪いことは以前から何度も課題ということで、私も申し上げてきました。どのように収支率が悪いか見直した結果を、議会にも報告しないで、いきなり再編方針の中に盛り込んでくるということは、議会に対しての説明が全くないということと同じだと思います。どうでしょうか。赤あったかぁどの価値を半減する。こういうふうに市民の方は感じます。私もそう思います。これに対して、どのように考えておりますか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 赤あったかぁどの特典として、これまでも長久手温泉ござらっせの入泉料の割引ですとか、議員がおっしゃるようにN-バスの優待ということで、これまでもありました。そのほかにも福祉の家の歩行浴室です。あと福祉浴室の優待。それから、市内44協賛店での特典を受けるというようなことで、これまでも普及してまいった次第でございます。  今回、その65歳以上の方のN-バスの運賃100円になることに伴いまして、その特典のうちの一つがなくなることにはなりますけども、ほかの特典については継続して受けることができる形ではございます。赤あったかぁどのその価値が大きく減少するというふうには、市としては考えておりませんので、引き続き、普及に努めてまいりたいというふうには思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 私は、先日、N-バスに乗りました。中央循環線の右回りです。出発のときは、私一人でした。愛知医大で5人乗りました。中央図書館で一人、親子、赤ちゃんを連れた方が乗りました。そして、アピタのある戸田谷でこの愛知医大から乗った方4人が下り、戸田谷で今度は四、五人の方が乗車しました。それからずっと杁ケ池公園西ですとか、愛知学院、山野田、イオンのある長久手古戦場駅、そして市役所に定刻に戻ってまいりました。この中で、赤あったかぁどをカードケースに入れてぽっと見せた人が14人中10人おみえでした。manacaの人は2人、あと小さい親子連れの方は無料です。その方たちの中に、私を知っている方がいまして、大島さんこれ逃したら2時間も待たなければならないの、困るわ。これは路線の問題です。その方たちの意識の中には、赤あったかぁどが来年から使えなくなるということを全然意識がないんです。お尋ねしましたけれども、これは私問題だと思いました。10人、14人のうち10人が赤あったかぁどなんです。この人たちに来年4月1日からいきなり有料ですって、100円のコインを準備させる。そういうことができるんですか。どのように説明していくんですか。  そして、今議会に100円に有料化しないでくださいっていう請願が提出されました。請願者は12月2日に総務くらし建設委員会の趣旨説明の中で、市長に要望書として署名を1,438筆提出したと、私は聞きました。パブリックコメントは48件中、同じ趣旨のことが12件もありました。このような市民の意見、そして、市民の赤あったかぁどの利用実態を見て、どのように思いますか。今12月です。あと3か月で、4月から20年間無料で慣れ親しんできた65歳の人たちが、今、福祉のまちを目指している吉田市政に対して、大きな失望を抱くと思います。それに対して、市長に言い訳の答弁をさせるということを、事務方は今やっているっていうふうに、私には映ります。どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今回のN-バスの再編に関して、値上げをお願いするわけでございますけども、今回は、N-バスの再編の中で、これまでいろいろと市民の皆様からいろんなニーズをお聞きしてきております。その中で、やはり運行の中で、やはり病院とか、買物とか、特に、福祉の家とか。そういうところにいきやすくしてほしい。また、あと乗り継ぎが非常にしにくいから、そういったものをなくしてスムーズにいけるようにしてほしいという形で、路線サービスの要望というのもかなりございました。  また、市民の方々の説明の中でも、やはりこれまでのN-バスの運行の財政状況を踏まえて、非常に厳しい御説明もさせていただいております。これも将来持続的に、このN-バスを運行していくに当たりまして、やはり長久手市の人口が2035年をピークに、緩やかに減少していく。その中で高齢化も高まっていく。今、N-バスに乗っていらっしゃる方の6割が高齢者の方ということは承知しております。その中で、やはり市の財政状況としましても2025年には生産年齢人口が下がっていくという形で、やはりそういった財政運営上、今後のやっぱり課題ということを考えますと、このN-バス事業についても、これまでお年寄りの方に無料という形で乗っていただいておりますけども、今後の課題解決に向けて、持続可能なN-バス事業を進めていくに当たりましては、やはり料金改定ということも踏まえて、その中には、やはり再編路線の、便利さ、利便性も高めていきたい。そういったことも併せ持って、今回、65歳の方にお願いしていきたいというふうに思っておりますので、何とぞ御理解いただきたいと思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 値上げによる増収額は、約800万円というふうにお聞きしました。しかし、先般の地域公共、すみません。私たち議会に本格的に知らされた本年6月に示されたN-バス再編方針案のところには、運賃収入1,841万円が増収、運行経費は1億636万円、収支率が4.6%から17.3%に上がると、資料にはあります。これは私たちが頂いた。議会が頂いた最新資料でございます。  しかし、値上げによる増収額は800万円。これは先ほどの答弁から聞きますと、あの運賃ボックスにコインを入れたのは、名鉄バスの収入になるということですから、当然、来年度の名鉄バスへの運行経費は800万円減額した額になるということになると、私は思いましたけれども、この表を見ると、収支率を高めることで実際は1,841万円増収となっているわけです。そうすると1,000万円はやはり何らかの経費に、またN-バスにいく。本当に収支率のために上げるのか。市の収支率が低いからという市のために100円頂くのか。福祉のために、ほかの福祉に必要だから長久手市の財政が大変になるから頂くのか。この運賃値上げの基本的な方向が見えないわけなんです。収支率でしたら、先ほども申し上げましたが、以前からいっておりました県下で下から2番目。その間いろいろ小型バスにしたらどうかとか、いろんな提案もしましたが、そういう努力はなされなかったわけなんです。11月の地域公共交通会議では、値上げに対する資料は収支率を主眼においたものでした。値上げありきでの地域公共交通会議の提案に納得はできません。会長は次回、1月の地域公共交通会議で協議が整うようなニュアンスのことを最後におっしゃいました。そうすると、来年4月1日から実施事項の中、そうしますと、来年の1月の地域公共交通会議で協議が整えば、運賃は4月1日から値上がってしまいます。  私は、4月1日からの実施事項の中から、この運賃改定の検討。これを外すということが、今の市民の多くの意見であると思います。時期をずらして、もう一度、考え直してみる。そういう必要があると思っております。この地域公共交通会議は運賃を改定するときに、参加メンバーの協議が整えば、先ほども言いましたけれども、道路運送法の認可手続を届出で済ませるようにできる。あくまでも合意形成の協議組織です。この中で合意を求められている関係者は、地方公共団体とこの地域公共交通会議の資料にも書かれております。つまり首長の合意ではなく、地方公共団体としての合意です。条例がないので、議会は地方自治法第96条に基づいた地方公共団体の意思決定に、今回参加できていないんです。このあと、川合議員もこの質問をします。地域公共交通会議が唯一の開かれた場に、今、私たち議会は、少なくとも私は追い込まれています。署名を出された方も追い込まれています。次回の1月の地域公共交通会議で、ぜひこの運賃改定の検討を外していただきたいと思っております。  そして、条例がないので、地域公共交通会議が私たちの唯一の議会の開かれた場であるならば、真剣に結論を出していただきたいと思っております。地域公共交通会議に対する1月への臨み方はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 来月1月に、この路線再編、運賃の改定も含めて、地域公共交通会議の議題として承認いただくという形で、今、準備を進めておるところでございます。  市民の皆様から、様々な御意見をいただいているところでございますけども、やはり今後のN-バスを持続的に運行していくためには、今後の車両更新のこともございますし、いかに、このN-バス路線を財政的に補助金のほうを頂きながら運行する部分もございます。そうしたことを踏まえますと、やはり収支率についても上げていく必要があるということもあります。  先ほどから申し上げますとおり、路線再編、この運賃改定だけではなくて、利便性の向上という形で、これまで以上に買物や病院、福祉の家、そういったところへいきやすくしているというところで、路線再編をさせていただいておりますので、そういった市民ニーズにも応える中で、これまでまちの形がいろいろ変わっている中に合わせてやってきております。  ですので、総合的に考えた上で、今後のN-バスのことを踏まえますと、やはり運賃の改定も踏まえて、来月の地域公共交通会議には議題として提案させていただきたいと思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 地域公共交通会議の合意を求められている関係者は、先ほども言いましたが、地方公共団体であり、市長ではありません。公共団体の意思決定というのは、議会の意思決定が必要です。私たち議会としての開かれた場が、今ない。そういう中で、今のような答弁に大変残念に思います。まだ時間がありますので考えていただきたいことをお願いしまして、この質問は終わります。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 4項目め、福祉の家の敷地内にある、この先一旦停止という看板について伺います。  大小、筆書きと数種類の一時停止取締中という看板が、10月6日から福祉の家の敷地内に設置されております。この中で、毛筆で書かれた「今もやってるぞ、この先でパトカー待機、つかまるぞ」という白い大きな看板について市民の方から品がなくて恥ずかしいという苦情が寄せられております。この看板を市が設置したいきさつと、品がないという意見についてどのように思っているのか。伺います。  以上です。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 川本晋司君登壇] ○福祉部長(川本晋司君) それでは、福祉の家の敷地内にある看板について御質問いただきましたので、答弁させていただきます。  市が看板を設置した経緯につきましては、愛知警察署による連日の一時停止違反の取締りにおいて、長久手温泉ござらっせ及びあぐり村の多くの利用者の方が取締りの対象となったことから、温泉事業者に対し相当の苦情がありました。対策といたしまして、市の青パトも現地に出向いて利用者に注意喚起を行ったり、一時停止線付近に注意看板を設置したりするなど、様々な取組を行いました。御指摘の看板は、市が一時的に駐車場の出入口付近の見やすい位置に設置したものです。  看板設置後は、利用者の交通マナーが向上したことから、愛知警察署の取締り頻度も週1回程度になり、一定の効果があったと認識しています。  また、社会福祉協議会へは、一部の利用者から注意喚起看板として分かりやすかったという御意見もいただいており、一時停止違反に起因する事故の予防に貢献したと考えています。  なお、今回、議員から御指摘と同様の御意見があったことは承知してございますので、今後、現状も踏まえて適切に対処してまいります。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) お手元のこの資料でございますけれど、私が、今回問題にしているのは、この上の段の白い看板です。「今もやっているぞ、この先で一旦停止、パトカー待機、つかまるぞ」下の写真は、通常の交通の啓発看板だと思います。これを書いたのはどなたですか。 ○議長(青山直道君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(青木健一君) 白い看板の注意喚起メッセージにつきましては、できる限り施設利用者のドライバーへ働きかけ、また目立つようにということで、職員が考えまして、市長に依頼したものでございます。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) この文章は、非常に脅迫めいております。逆につかまなければ交通ルールを守らなくてもよいという意味にも解釈できます。警察の取締りが悪いことのような印象を植え付けさせています。  それで、私は公共施設にふさわしい啓発看板の設置を望みます。例えば、一時停止ありがとうなど、住みよさランキング上位の長久手市にふさわしい品格のある啓発をお願いしたいと思いますが、いつ頃までにこの看板の撤去とか、交換とか、改善をされる予定でありますか。 ○議長(青山直道君) 市長。 ○市長(吉田一平君) 大変すばらしい御指摘をいただきまして、ありがとうございます。なぜかというと、実は、私ここでその話を聞きまして、何遍もこの一旦停止のところまでいって、それで私止めとるの、一生懸命止めた。何回もやったんです。止まらない。結局、私は、警察にも言ったんです。やめてくれとは言えないんで、一生懸命向こうはやっているわけ、私がやめてといったら、すぐまたパトカーがきて、また待っとるわけです。それでそのときに、交通事故はそれで止まってました。私は、こういう看板を作ったらどうだということで、警察にも持っていって了解を得てやりましたけども、こういうきれいな印刷物が温泉の前も、全部あるけども、全部みんな無視なんです。多分、見ようとしない、誰もしない。私は、ごめんね、長くなっちゃって。私は、これをまた見てもらったということ、御指摘いただいたこと。それから、実に皆さんがたくさんあそこで止まってもらえる。一遍、本当にぜひ今、もう一遍あそこにいって、あそこの前で立っとってみてください。誠にマナー悪いと、私は思ってちょっとこれぐらいじゃないと、多分、皆さん厚かましいな。止まらないということは思いましたんで、あえて、文句言ってもらえたらどうかなと思っとったんですが、こうして文句言っていただきまして、これはとっても成功だなと思っていますんで、あと、いつどうするかは、またみんながやると思いますんで、ぜひ、それぐらいの本当、ここん中、このまちは多分たくさんの方が来ておられて、よそのまちだと思ってみえておるんです。だから、ぜひ一遍に本当に真剣に考えないと、命がなくなりますんで、あえて、私はこういうことを、ほかんところでもぜひやって、一緒にそうやって立ちましょうや、一緒にということを思っています。ぜひどこにあるかは、また彼らが考えますんで、ごめんね。よろしくお願いします。 ○議長(青山直道君) 質問時間がなくなりましたので、大島令子議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は13時05分とします。                  午前11時32分休憩               ――――――――――――――                  午後1時05分再開 ○議長(青山直道君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。3番石じまきよし議員。            [3番 石じまきよし君質問席登壇] ○3番(石じまきよし君) それでは、コロナ禍でもありますので、簡潔にお話のほうを進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今回の質問に際しまして、私は職員の皆さんの仕事に対する取組の上での懸念。  もう一つ、大規模災害発災時における本市の備えについての懸念。  以上、2点を念頭に進めさせていただきたいと思います。  それでは、質問に移ります。  本市における新型コロナウイルス感染症の影響による財政上の懸念について。  (1)来年度一般会計予算編成上の課題をどのように捉えておられますか。  (2)その課題を踏まえて、どのような予算編成を進めていかれますか。  以上です。お答えください。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 中西直起君登壇]
    ○総務部長(中西直起君) 本市における新型コロナウイルス感染症の影響による財政上の懸念についてお答えいたします。  1点目について、来年度の一般会計当初予算の市税収入は、新型コロナウイルス感染症の影響により、現段階では今年度予算に比べて2%程度の減収になると見込んでいますが、予算編成の中で精査しているところです。こうした税収の減少に、近年の義務的経費の増加が加わり、従来と同じように事業実施を見込んでは、予算の編成が厳しい状況になっていることが課題であると言えます。  2点目について、税収の減少から生じる歳入不足を補うため、歳入では計画で予定していた以上の基金繰入れや可能な限り地方債の借入を行います。また、歳出では需用費や委託費などの市単独費の一律削減により経費節減を進め、行政サービスへの影響を最小限に抑えつつ、行政施策を見直し、持続的な財政が運営できるよう予算編成を進めています。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 令和2年度の予算と比べて、市税収入が2.0%程度の減収となるとのことですが、令和2年度における市税収入の見込みは幾ら見込んでおられますか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 今年度、令和2年度の当初予算では、市税収入を116億2,000万円余りとして計上をさせていただいております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 2%ということで、約2億円ということで理解させていただきました。  令和2年度予算の義務的経費は幾らでしたか。  また、令和3年度はどれくらいの増加を見込んでおられますか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 令和2年度予算におきます義務的経費は83億9,000万円余りでございます。来年度、令和3年度は今年度と比べまして、約3%程度の伸びがあるというふうに見込んでおります。主なものとしては扶助費等の増加ということが上げられます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) それでは、令和3年度の基金の取崩しと地方債の借入はどのくらいを見込んでおられますか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 基金の取崩しと地方債の借入の見込みということでございますけども、今現在、予算の編成中でございまして、具体的な金額を申し上げるということはできませんけども、中期財政計画で見込んだ以上の基金の取崩しをする必要があると見込んでおります。  また、地方債につきましても、今年度に比べて借入可能な大きな事業が少ない見込みですので、地方債につきましては、今年度と比べて減少するという見込みでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 市単独費の一律シーリングにより、経費節減を進めているということですが、具体的にどのような経費を節減されるのか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 市が単独で行っている事業費や管理費の一部につきましては、事業の在り方を見直していくことで予算を削減する余地があると考えております。  これら市単独費である単独事業枠と、それから管理費枠につきましては、今年度予算の総額を一律で減らした額を上限といたしまして、その範囲内で来年度の事業を見直しできるよう、予算編成を進めております。  単独事業枠と、それから管理費枠の具体的な内容は、例えば、事務用品などの消耗品や各種委託料、それから施設の維持管理にかかる費用で、光熱水費や人件費、法定検査などを除いた経費などでございまして、市がある程度裁量で決めていけるような経費ということでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) それでは、その一律シーリングによって幾らぐらいの削減効果を期待されていますか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 一律のシーリングによっての効果ということでございますが、この部分につきましては、約2億円程度の効果ということでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 行政施策の見直し、持続的な財政運営ができるように進めているということですが、行政施策にはアクションプラン事業も含まれているのでしょうか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 行政施策の中には、アクションプラン事業も含んでおります。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) それでは、その見直しをすることとなった事業について、具体的にお答えをいただくことはできますでしょうか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 現在、予算編成中ということでございまして、内部で精査しているところでございますので、具体的な見直し内容については現時点でお答えすることはできません。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 中期財政計画における令和3年度の歳入見込みでは、財政調整基金から6億円の繰入れ、市債を3億7,000万円と見込まれています。  しかしながら、それでも結果的に歳入と歳出の差額である調整額は6億6,000万円となっています。新型コロナウイルス感染症の影響により、市税が令和2年度と比べ2.0%減るとのことですが、この調整額がさらに大きくなるということでよろしいでしょうか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 中期財政計画の歳入見込額においては、新型コロナウイルス感染症による影響額は反映されていませんでしたので、想定していた歳入と歳出の差である調整額というものは、やはりおっしゃるように、さらに大きくなっていくというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 新型コロナによって、今まで以上にタイトな状況になっているということが、十分に予測されます。  そういった中で、歳入と歳出の差をどのように解消していかれるのか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 第一答弁と繰り返しの部分になりますけども、歳出面では需用費や委託費などの市単独費の、先ほど申し上げた一律シーリングや既存の事業の見直しや廃止なども行いまして、歳入面では可能な限りでございますが、地方債の借入を行ってまいります。それでも差額が解消しないということであると、基金の取崩しによる財源の補填ということをしながら、歳入歳出の差を解消していくということになると考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) では、アクションプランについて御質問させていただきます。  このアクションプランは、148の事業があるというふうに聞いています。その事業の総額は幾らで見積もっておられますか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) アクションプラン事業のうち、施設の建設を初めとするハード事業にかかる臨時的経費について、毎年次年度以降5か年度分の事業費調査を行っております。  しかし、この事業費調査は当面先の内容であったり、事業実施に当たり事前に調査が必要な事業、事業の実施内容の詳細が未確定で費用が計上されていない事業もあり、総事業費としてお示しできる総額は把握しておりません。  なお、建設を初めとするハード事業にかかる事業につきましては、次年度以降5か年度における年度ごとの総額は、国庫補助金などを除いた一般財源ベースで算出した臨時的経費枠で3.6億円であり、5か年では18億円に収まっております。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 分かりました。では、この第6次総合計画のアクションプランが始まった令和元年度と今年のアクションプランの総額と、それによる2050年度までのランニングコストがどれぐらいかかるか把握はされておられますでしょうか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) アクションプラン事業には、ソフト事業も多く含まれておりますので、アクションプラン事業のうち、新規に建てられた施設の事業費については、おおよそですが、24億5,000万円ほどでございます。それにかかる2050年度までのランニングコストでございますが、おおよそ41億円程度と見込んではおります。  なお、整備後のランニングコストにつきましては、中期財政計画に反映しており、歳入歳出の均衡が図れるよう、財源と歳出の調整を行っています。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) アクションプランの総額を把握されていない。その理由も述べられましたけども、非常にちょっと私とすれば憂慮をするような状況であるんではないかなというふうに思っています。  今までに、実施されたアクションプランにより、毎年、年間に1億3,700万円の歳出が、平均ですけども、これから30年間続くということ。要するに、固定費がそれだけかかっていくというふうに理解しました。  それでは、次の質問にいきます。  そういったイニシャルコスト、要するに、建設にかかるコストなり、また、ランニングコストというのは増えることはあっても、減ることがないと、私は思います。現在のコロナ禍で歳出を圧縮する必要があると思います。例えば、アクションプラン事業の中で、不要不急な事業は一時的に立ち止まって、遅らせることも必要ではないかというふうに考えます。その上で、職員の皆さんの労力を、今回の議会でも御指摘される議員の方も多かったんですけども、行政改革に集約させるべきと思います。行政の仕組みの変化が必然となりつつある中で、行革に労力を集中させることで、イノベーションを誘発させる。そういった新しいやり方で、新しい行政の仕組みの素地を作るいい機会ではないかというふうに、私は考えていますが、いかがでしょうか。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) ありがとうございます。先ほど行政施策の中にはアクションプラン事業も入っていますよという御答弁を差し上げましたけども、これまでも様々な状況に応じて、アクションプラン事業においては、その内容やスケジュールなどの見直しも図ってまいりました。必要な見直しにかかる再検討の時間は設けながら、事業の緊急度や優先度の高い事業に集中をさせていくという考え方は必要であると考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) まさに、そのとおりだと思います。実際に、今までの中でも庁舎の件もそうですし、あと古戦場公園のこともそうですけども、いろんな影響の中で先送りという言い方が適切かどうか分かりませんけども、それを柔軟に対応して、そういう形で進められているということの現れではないかなというふうにも理解します。  それでは、次の質問にいきます。  新型コロナの影響により、見直しを余儀なくされたアクションプランはありますか。お答えください。 ○議長(青山直道君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) これも、現在、予算編成中でございまして、アクションプランを含めて、事業の見直しの内容について、ここでお答えすることはできません。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) 仮に、事業を廃止、見直すことになった場合、それに、先ほどから私が申し上げているのは、そういった事業を見直すことによって発生した職員の皆さんの労力を、行政改革にあててみてはどうかというのが、私の今回の御提案なんですけども、それによってコスト減に結びつけて、特に、行革の中でICTというのは、非常に大切な部分であるというふうに、私は思っていまして、そういった部分において新たな部署を設けて進めていくことも必要ではないかというふうに考えますけども、いかがでしょうか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 現在、ICT関連の業務については情報課が所管しておる事務となります。  ただし、今後の行政のデジタル化に向けては、情報課だけでなく、本市全体で取り組んでいかなければならないと考えております。そのため、新たな部署を設けるというよりは、横断的に検討できる体制の構築や、それと同時に職員のICTリテラシーの引上げ等、人材育成にも取り組んでいく必要があると認識しております。  そういったことから、来年度の採用に向けて情報系専門の職員の配置を検討しておるところです。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。 ○3番(石じまきよし君) このことにつきましては、ICTを推進し、情報などの可視化、共有化、そして、意思決定までのプロセスを迅速に構築していただければというふうに思っています。  最後になりますけども、冒頭、私が申し上げました第一の懸念。第6次長久手市総合計画、いわゆるながくて未来図では、一人一人に役割と居場所があるまちづくりをコンセプトに計画がされています。  私は、この思想、設計思想に関しては共感しています。  しかしながら、職員の皆さんだけで成し遂げることはできないというふうに考えます。私の経験からして、非常に抽象的な話になってしまいますけども、精神的なプレッシャー、職員の方々が受けてみえる精神的なプレッシャーというのは、私計り知れないものがあるというふうに考えています。振り返ってみると、私が結婚して、こちらに移り住んで22年になるんですけども、その間、愛・地球博や、あと市制施行、そういった中で、人口が右肩上がりに増えて、市の職員の皆さんは、本当に一生懸命、今までずっと走り続けているというふうに考えています。  今、私はこの議員という立場になって、22年前をずっと振り返ったときに、また、その当時とは違った、やっぱり見方ができるんです。そうすると、いろんな職員の方々の当時の動きとかを見ていて、本当にこの場を借りて感謝申し上げたいぐらい皆さん一生懸命頑張ってやっていただいているというふうに考えています。  ですから、そういったことも思うと、今回、行革、第6次長久手市総合計画、最初には、ながくて未来図です。それをやりつつ行革もやり、新型コロナでこういう非日常的な状況になったと。そういう中でも、職員の皆さんは一生懸命頑張ってみえる。当然、仕事ですから使命感であり、責任感であり、そういったものがモチベーションになって、皆さんそういうやりがいをもってやっていただいていると思いますけども、他方を、ずっとそういう形で走り続けていて、やはり精神的な疲弊であったり、そういったことも否定はできないと思います。行革の中では、働き方改革であり、また、労働時間の短縮だとか、そういうようなことを謳われていますけども、実際に、私の経験からして、心が折れる。要するに、精神的に病む要因として、もちろん労働時間もあります。  ただ、自分ではどうしようもない仕事。自分がどこまでやっても、これ以上はできないこと。それを背負ってやる仕事ほどつらいものはないというふうに、私は思います。私はそういう面で、職員の皆さんを見たときに、前回の広報の中そういった方がおられるということは読ませていただきました。具体的なその方々がどういう背景でそういうふうに、不幸にして病気になられたか、私は存じ上げませんけども、そういったやはり目標といいますか、そういったものが失われて、モチベーションが下がってということもあると思います。ですから、簡単に言えば、オーバーワークになっているんではないかと。ずっと走り続けて。ですから、車に例えると、一旦ちょっと車検じゃないですけども、整備工場に入って、そこでいろんなタイヤからエンジンから、全てオーバーホールして点検をするという意味でも、この絶好の機会ではないかということで、私は今回、この一点に絞って質問をさせていただいているわけです。  職員の皆さんというのは、一旦、予算化されたら、それは必須になりますので、避けることができないわけです。ですから、滅私奉公という言葉がいいかどうか分かりませんけども、本当に自分を殺して疑問を持ちながらもやってみえる職員の方々もみえるような気がします。ですから、そういった部分で、やはり市の職員の方々が、市の発展に今まで貢献してきた。また、これからもそういう形で関わっていただくためにも、ここは一旦、私は立ち止まって、そういったことを総点検するときではないかなという意味合いで、今回質問させていただきます。  そして、第2の懸念として市庁舎、これが恐らく、私の理解では財政上の理由で2028年から延期されるというふうに理解しています。大規模災害というのは、やはり極端な話、今、起こっても不思議がないような状況の中で、市長はそれをうれいて、ながくて未来図で共助のコンセプトに、まちの新しいやり方、お互いに助け合う。そういうことをビジョンで設計されたと思います。そこの中で、市長の中で、私は一つ基本理念です。安心という部分、これに関して、公助の部分での安心というのはどういうものなのか。そういうことを考えたときに、前回の質問のときに、いわゆる震災時の電源に関する、要するにインフラです。電源が喪失したときの市の体制。それについて私は懸念を申し上げました。ちょっと辛らつな表現かもしれませんけど、非常に脆弱だと。庁舎にしても、北庁舎にしても、前回の新聞ではガソリンスタンドと協定を結んで、万が一何かあったときには、そういったバックアップをされるというような、前には進んでいるというのは理解しています。  私が申し上げたいのは、福祉の家、あそこはLPガスで一日もたないほどの電源しかないわけです。夏場に熱中症。要するに、気温が高いときに被災して、そこに福祉の家に集まられる方々、その方々どういう状況になるかということを考えると、やはりそういったところを、いわゆるハードの部分、公助の部分のハードの部分、共助、共生は、私ソフトの部分だと思っています。人と人が関わって、だから、本来、私はそういった公助の部分、ハードの部分に関して、やはりもう少しお金の話じゃありませんけども、やはり予算を割くべきではないかというふうに考えています。  そういったことを踏まえて、先ほど申し上げましたアクションプラン、あと行政改革、あと業務継続計画っていうそうです。要するに、被災したときに庁舎の業務が継続できるような形を構築するという意味での提言ということです。そういった部分は三者択一ということではなく、バランスの取れた予算配分、そういったものが必要だというふうに、私は考えます。  そういったことから、私は来年度の令和3年度の予算編成に関して、そういったことを反映させていただいて、それが一つの起点となって、新しい形に進んでいっていただけたらなということを切に願って、今回質問させていただきました。もし、市長何か一言あればあれですけど、なければ、これで終わらせていただきます。よろしいですか。 ○議長(青山直道君) 市長。 ○市長(吉田一平君) いろいろ御提言いただきましてありがとうございました。今、おっしゃっていただいたように、一遍、立ち止まってものを考えるということも必要だと思う。確かに、何人か心の病の方もおられます。私も、今、なるべく皆さんがそんな形で会っていろんな話をお聞きしたり、訪ねたり、今しておりますけども、やはりどこかでお話したように、やっぱりむち打たれるだけではくたびれちゃうんです。とにかく皆さん方からも、やっぱりいろんなことをやっとる、今、お話があったように、具体的にこの件はちょっと駄目だよと。でも、この件に対してはよくやっとるとかいう、そういうようなことをいただかないと難しい、大変だろうと、私も反省しとるんです、最近は。  そんな意味で、ちょっといろんな意味で、この新型コロナは一遍立ち止まれということかも分かりませんので、いろいろ今いただいた言葉を基に、もう一遍いろいろ皆さんで、みんなで考えてどうやっていこうかと、一つずつまた潰したり、立て直したり、いろいろ考えていきたいと思っていますんで、また、これからもほめていただきますように、一つどうぞ、よろしくお願いします。 ○議長(青山直道君) よろしいですか。ないようですから、石じまきよし議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は13時50分とします。                  午後1時34分休憩               ――――――――――――――
                     午後1時50分再開 ○議長(青山直道君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。18番川合保生議員。             [18番 川合保生君質問席登壇] ○18番(川合保生君) では、一般質問に入ります。  1項目目として、N-バスについて。  (1)として、再編方針(案)において運賃にまで踏み込むのはどういうつもりか。  (2)として、地域公共交通会議は、どこまでの権限をもつのか。  (3)として、ほぼ交通弱者の利用が主であると思うが、福祉といううたい文句において運賃値上げの理屈はどう利用者に説明をするのか。  (4)として、なぜ条例は作られなかったのか。  (5)として、市長はどう考えているか。  (6)として、議員提案でN-バス条例を可決した場合、どう対応するのか。  以上であります。お答えをお願いいたします。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) N-バスについてお答えさせていただきます。  1点目について、N-バスは平成10年7月から65歳以上の利用者を無料にする現在の運賃体系を維持しています。そのため、利用者一人当たりの収入が、県内でも下位に位置し、収支率が低い要因となっています。N-バスの利用者の6から7割は65歳以上の高齢者であり、今後も高齢化の進展が見込まれる中で、現行の運賃体系では、さらなる市の負担増が見込まれます。  そこで、将来を見越して、N-バスの持続性を確保するため、運賃改定を検討することを再編方針案に盛り込みました。  2点目について、地域公共交通会議は、名鉄バス、愛知高速交通、タクシーなどの地域の交通事業者、愛知運輸支局、愛知警察署、尾張建設事務所などの関係機関や市民を構成員とし、地域の交通ネットワーク構築に向けて調整し、合意形成を図る役割を担っています。  今回、N-バスの路線再編、運賃改定について地域公共交通会議で承認いただくことで、路線再編については認可期間の短縮。運賃については認可事務から届出事務になるなど、手続の弾力化や簡素化の特例措置を受けることができます。  3点目について、N-バスは当初、市内交通空白地帯の解消、公共施設の利便性向上、高齢者や子供らの交通弱者の社会参加の促進を目的に運行が開始されました。その後、名鉄バスやリニモなどの公共交通網が発達し、N-バスの路線も順次拡大し、子育て支援も目的に加え、現在、幅広いニーズに応えた運行を行っています。N-バス利用者の6から7割は運賃が無料の65歳以上の高齢者であるため、その移動ニーズを反映した再編を、今回行う予定であることや、今後のN-バス運行の持続性の確保と市の高齢化の進展等を見据えるために、65歳以上の高齢者に一定の受益者負担をお願いしていきたいと考えています。  4点目、5点目及び6点目は関連がありますので、一括して答弁させていただきます。  N-バス事業は、道路運送法第4条の規定に基づき、市と名鉄バス株式会社が運行協定を締結し行っています。このため、地方自治法第244条の規定に基づく公の施設ではないと考えており、条例制定していません。  N-バスは、先ほど申しました4つの目的で運行しています。今後も継続的に運行していくために、受益者負担の考え方から、利用の多数を占める65歳以上の高齢者の運賃を改定することといたしました。この改定により、市の支援を必要な方がある場合には、福祉という観点で必要な支援をしていきたいと考えています。  N-バス事業は、運賃や運行計画などについて、地域公共交通会議の承認を得た後、運行事業者である名鉄バス株式会社が中部運輸局に届出を行わなければなりません。このため、条例を制定することはそぐわないものと考えています。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) いろんな理屈があるもんです。N-バスというのは、私は、これは加藤梅雄前町長が平成10年に始めたんだけども、こういうバスを運行したいと思うから、あのという話がありました。それで、武蔵野市が最初やっとったんです。ムーバスというのを、武蔵野までいきました。確か、大島議員もいかれたと思う。  それで、そのときにやはり福祉バスだと、要するに名鉄バスが入れないようなところだとか、そういうところのお年寄りが困るから、そういうものをやろうという話の中で、これは始まったんです。だから、我々も賛成したんです。何も今、考えてみれば、リニモはあるわ、名鉄も別に全部の路線走ったわけでも何でもない。そんな中で、この狭い長久手市の中でいるのかと、今ならそういいます。そんな無駄なことをやめて、乗りたい人だけタクシー券配ったほうがいいんじゃないかと。当時もそういう話もあったんです。そういうことをやっておったのに、それは無料だと、高齢者は無料にしますと、65歳以上ですけど、当時。無料にしますよという話で、そういうことになるからこそ、我々は議会としては別に反対もしなかったんです。運行は、名鉄バスに委託しますという話だったんです。それはなぜかといったら、やっぱりあそこはバス事業専門ですから、よく知ってると。うちで人を雇って運転させたらどうだという話もありましたけども、それはちょっといかんだろうということで、名鉄バスにお願いをしたんです。  その状況の中で、何も当時2台でしたか。始めたものが、リニモも通った。そして、その拠点に人を乗せて運ばなきゃいけないという、どういうふうに考え変わったのか知らんけども、そういうふうになっていった。それで各駅もするとか、いろんな話が出ました。だけど、今、見とったって、N-バスに満員で乗ってくるなんて、ほとんどないんです。誰が乗ってるのっていう話。65歳といわれたって、赤あったかぁどをどれだけ発行しておるか知りませんが、私ももう70歳です。N-バスなんか乗りません。まだ車運転するんだから、65歳で、75歳だって平気で運転してるわけだ。N-バスなんか要らないわけです。でもN-バスに乗っている人もいるんです。そういう人たちは誰なんだという話。有料で乗る人もあるんだ、それは。確かにあるかもしらんけども、やっぱり無料だからこそ、お年寄り、とにかく免許返納しちゃった人とか、それから免許証を持っていなかった人、そういう人たちがいいなって乗っとるわけです。  先ほど、大島議員の質問に答えていました。増収800万円、800万円上げるために、長久手のこの一番の売りをなくしちゃうのかという話なんです。800万円これ宣伝費です、長久手市の。ジブリなんか宣伝になりませんよ、はっきりいっときますけど。あれは迷惑施設ですから、そういうことに関して、一体どう考えとるんですか。いろいろもう出しました。6項目も出したけど、これで答えももらったけども、その基本的な部分どう考えとるかと、それを、まず、お答えをいただきたい。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) N-バスにつきましては、議員のおっしゃるとおりでございまして、いろいろと平成10年から運行を開始して、様々な再編を繰り返してきておるところであります。  当初、平成10年導入したときには、その当時の住民アンケートをとった中で、やはり市民の移動支援という形で、その当時は大型のショッピングセンターがあるわけでもないし、駅があるわけでもない。公共施設をくまなく移動できるような外出促進の移動支援ができないかということで、数多くの御意見をいただいていた。その中で、当時のその当時町ですけども、町の施策として、このN-バス、コミュニティバスというのを、県下でも早々と先進的に導入したことは、周知の事実でございます。  先ほど、これは導入に当たりまして、武蔵野市をいろいろと視察した中で、やはりあそこは密度が高いまちでのコミュニティバスの走行ではございました。その中で、この狭い地域ではございますけども、市内全域にくまなくN-バスを走らせるにはどうしたらいいかということで、この20年間、バスが2台から5台に増やしてきて、皆様方必要とする、こういった移動支援を必要とする方々に対して、こういったサービスを提供させていただいて、御利用をいただいているということでございます。  その中で、やはり福祉的なバスというのが、結局65歳以上の方々が無料だということなもんですから、そのあたりが強く意識されるかと思いますけども、やはり公共交通の空白地帯とか、公共施設の利便性向上というのを、一つの理念というふうに、目的としてございまして、そのあたり踏まえて、これまでいろんな方に御利用をいただいているということでございます。  ただ、やっぱり今後、市の財政状況等、またいろいろと考えますと、今までの無料で乗っていただいていた方も、これから乗っていただく必要はございますけども、持続的にこのバスを続けていくに当たりましては、やはり65歳以上の方々にも御負担をお願いしたいというふうに、切に願いたいということでございまして、このあたりにつきましては、この20年の歴史がございますけども、今一度、今後のバス事業の在り方を見直す中で進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) どうしても上げたいんだという、そういう意識が丸々とみえています。  でも、はっきりいって、これを上げたからといって、長久手の財政が改善されるわけですか。これ、もし、これまでやらなきゃいけないというんだったら、ほかのことやってください、いろいろと。稼ぐ手だても幾らでもあるはずなんだ。この前いっとるネーミングライツでも、ちっともやりゃあせん。どこどこの歩道橋一個やるっていう話だけだった。何を文化の家だって、どこだってできるんです。市役所庁舎でもかまわんのだ。そういうこともやらずにおいて、一番やりやすい部分、議会にかけなくてもいい。そういう部分をぱっと出してくるという、これは議会なめとるよ、あんたたち。  少なくとも、これだけやりました。努力しました。でも、やはり何ともならない。何ともならんということはないだろうけども、やっぱりちょっとというところで、これもやりたいというんだったら、話は分かる。私は、別に上げていかんとはいってません。駄目なら上げなきゃいけない。  だけど、上げていいのか悪いのかというのは分かるでしょう。今は、先になってどうしても何ともならんようになりましたと、今、新型コロナでこんな状況ですと。当然、先ほど石じま議員も言ってましたけども、どうするんだと。収支どうなるんだという話になって、それを一生懸命努力して、もういろいろやっても駄目なんだという場合には、それはしょうがない。上げなきゃしょうがない。たとえちょこっとでも収入を上げるような勘考をせないかんのだけど、そうじゃないでしょう、今。去年、市長選がありました。そのときに、今の市長の対抗馬は長久手は財政が駄目だと、駄目になっちゃうんだといって出たんです。そのときに、僕は、吉田一平さんを推薦したほうなので、個人演説会の会場を1か所いかなかったけど、あと全部いきました。そこで、皆さん言われるんです。長久手の財政ってそんなに悪いのかと。だから悪くないよと。別に悪くないんだと。ただ無駄遣いをすると駄目になるという話なんだよという話をして、皆さんに理解をいただいた。  でも、それを、それで一年たったら、N-バス上げるっていうのは、これはやっぱり財政悪いんじゃないかと。そんな一番、長久手の目玉みたいな政策のところで、お金をとるというような話をすれば、これはとてもじゃないけど、長久手の財政どうなっとんだという話になるに決まっとるんです。ということは、そのときに、僕が一生懸命、市長を応援した。演説というのはうそだったということになります。そんなことを、僕は認められますか。認められないんだ、はっきりいって。先行きどうなるか分からない。それは分からないですよ、今。こんな状況、世界がこんな状況なんだから分からない。だけど、今やるべきことではないというふうに思うんだけども、その辺どうですか。市長どう。 ○議長(青山直道君) 市長。 ○市長(吉田一平君) その節はお世話になりまして、ありがとうございました。例えば、私が今、思うのは、金の使い方だと思うんです。特に、今、N-バスの問題が本当に、その前に一つ高齢者の定義が、多分75歳からじゃないかなという感じをしますけども、その高齢者の皆さんのために、この20年ぐらい前ですか。このN-バスができた。今、こうして走ってる、私どものやり方も悪い方も分かりませんが、コースや時間いろんなことを見ましても、20台ぐらいでやるとよっぽどええかも分からんけども5台で走っとっても、やっぱりなかなか全部が全部うまくいっていないんです。なぜかというと、私は、今、体が不自由で動けない皆さん方を、どうなっとるとなると、具体的にここにお見えになる市民は別にして、市民の皆さんが、または、結構よその市民が手伝いに来て、その方たちを2キロ以内だと300円、それから、それを超すと1,300円ですか。お金をとって、その人たちが動いとるんです。その人たちからお金もらってみえるんです。ピンピコピンの人は、できたらピンピコピンのリタイアした65歳の人たちは、もし車の免許があれば、実は福祉輸送の免許とってもらって、その人たちが一緒にそういう方たちを運転をしていただいて、そういうもう一つお金の支払いの組替えというのが、私はあるんじゃないかということは思っています。  それから、もう一つは、前も、昨日も岡崎議員のときに、原っぱの草がごそごそと、それを役所の人たちがやります。時間3,000円だし。いわゆる造園屋さんにやらせれば、やっぱりなにがしかのお金がいるんだけども、もうちょっと昨日もちょっと言ったアクトスへ、お金払って運動しとると、頼むわと。お金払うから、お金もらって草刈りやるとか。このまちをよくするとか。もうちょっと物事の考え方のシフトをするのが、あれからもう二十何年たつと、そういう時代だったかも分からない。そういう意味で、私は高齢者の皆さん、高齢者というか、まだ若き青春の、青春だと思ってみえる皆さん方に、私もそうですが、多少は歩ける人はもう歩いてもらおうと。そんな下山にお見えになって、車じゃなくて歩いてもらう。こっちからも歩いてもらう。たかだか1万5,000歩ですから歩けます。元気な人はもう歩いてもらうと。だから、本当に困った人のところには、その人が300円払ってやることはないと。私はその人たちにたくさんおられますんで、しかも、デイサービスならデイサービスでいくのには、デイサービスの費用が1万円かかると、1割なら1割の負担してみえるんです。そういう人たちがおられるんです。そうすると、もう一遍、自分の置かれた立場、自分は一体どういう状態に、自分が今あるんだろうということも含んで考えるときが、それは議会の皆さんだけではなくて私だけじゃなくて、市民の皆さんも、そろそろ役割、自分がこれから必要とされるにはどうするか。このまち全体を、例えば、前からいっとる挨拶をするとか、挨拶ぐらいしたって減るもんじゃない。でも、挨拶をする。それはなぜかというと、今、お話したような必要な、介護が必要な人。それから、今、助けてと言わなきゃいけない人。これは認知症の人から老々介護の人から、要支援、要介護はもちろんですけども、ひとり親の家庭の方もみえるだろうし、それ以外いろんなデータを、一遍全部出してみた。それはこんなにたくさんおられるのを、私たちは、その人たち助けてと言えるような、そういう空気は全然作っていないわけです。私たちが声かけて、歩いて、現場はどういう状態になっとるかを見ると、やっぱりN-バスの大体そのばらばらに少ない人数で遠くを走っとって、時間を長いこと待っとった。これはなかなかそういう人たちを何ともできない。この間、N-タクもやろうといってやったんですけど、N-タクも、N-バスを使っとる人が乗ってるぐらいのもんで、そうじゃない人が乗れないんです。これは、何かどこかに欠点がある。一遍それを考えてみんというところから、これが始まったわけなんです。なかなかそういうことを思い切ってやらんと、誰もその問題は考えないんです。私、今までもずっと考えない。でも、私たちは現場におる人たちというのは、そういうことをどうしたらええかといって、その気の毒だからといって、結構、今日、今、電話したんだけど、68歳ぐらいになるおばさんが運転しとるわけです。私、月に80件ぐらい運転しとると。これ頼むわという話をしたんだけど、もっと私たちは、もっと現実に言われたのは、確かにバスに乗っていただかないかんという問題を、もうちょっと何か乗り方とか、乗せ方とか、運転してもらったらお金払うとか。そういうもうちょっと突っ込んだところで、みんなで考える。そういう時期が、私はこのコロナ禍において来たんじゃないかと思うんです。  だから、おっしゃる意味は分かるんです。おっしゃる意味は分かるし、だけど、一遍、中で一遍考えるような、このN-バスをどうするかだけじゃなくて、そういう人をどうしようかと、どこに何人おるというようなことを、一遍、全部出してみて、大体、私のほうでは出してみたんです。このうち区長さんに一遍、マル秘だけどって、65歳以上の独り暮らしから、後期高齢者から、後期高齢者世帯から、要支援、認知症から老々介護、全部数字を出して、一遍考えてくれと、役所がこれだけやるんじゃなくて、区長さん校区別に一遍そういうことを見て、あなたたちの校区に何人おるんだということを、この間ちょっといろいろやって、それでもなかなか難しいもんで、一人ずつ区長さんを呼んで、昼飯食いながら頼むね、これ一遍、せめて、せめて助けてとはいわんけど、こういう人が区長さんの下におるということを、その区、そこにおられる人たちに話して、そうすると、なぜ挨拶するか。なぜ声かけするのか。そういうことも分かってくるからという、多分そういうところから、このN-バスをもう一遍切り刻むことを、今までの20年前の仕組みじゃなくて、もう一遍そのことが必要なんじゃないかなという意味で、せっかく私を、その節は御支持いただいたけども、もう一遍、そういう切り口で一緒に考えてみてもらって、この皆さん方にいろいろ考えろといって、なかなか難しい。だから、思い切って、退路を断って考えろということに、今日も多分そういう御叱咤だと思いますんで、そんなふうに一遍考えていけたらなというふうに思っています。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 市長は、大体そういうふうにいつも。何かというと、今、それは考えないかん。考えたかという話なの。こんなのすっと出てこうせんよ、こんな話は、考えたんなら。やはり考えていかないかんでしょう。いきなりこんなこと、上げろという話にはならんはずなんです。いろんな人を呼んで、市民呼んで、要するに、受益者というか、利用者を呼んで、そして、そこで話をするという段階が必要じゃないの、これ。地域公共交通会議に諮った、名鉄バスと話もした。いろんなところでその100円上げたらええがやということというのは、これは果たして、血の通った行政なのかという話になる。少なくとも、夕張市じゃないんだから、うちは。そんなことまで、そこまでやる必要はないんです。市長が言われる去年、私が質問したときに、そういうものをお年寄りに対して出す必要考えていないかといったら、いや、市内歩きゃいいって、そういったんだ市長は。それは歩きゃ健康になるから、年寄りは歩きゃいいんですよ、別に。歩くなら。ただ邪魔くさいけどね。僕らはまだ大丈夫やけど、僕らもあと10年もたったら、よたよたこいちゃって市長は元気だね、100歳まで生きるんでいいけど、私はそこまで生きせんから。80歳になったらよたよたこいて、うろちょろしてると邪魔くさいと蹴飛ばされそうになっちゃう。  でも、それでも、そういう人でも乗らなきゃいけないときあるわけです。そうすると、そのときにパスがあるな、有り難いなと思うというのが大事なんです。そこで100円入れるか入れないかは、それは二の次なんだ。だけど、やっぱり乗れるんだと、このカード見せたら乗れるんだというところが大事な話です。何も若い人はお金払えばいいの、別に稼いどるんだから。でも、年取ると、やはり年金だから、お年寄りでも金持ちいっぱいおりますから、そういう人は、多分、そのN-バス乗らずにタクシー呼んじゃうから、それはそれでいいんですよ、別に。でも、やっぱりN-バスに乗らなきゃ、乗っていきたい。乗れば楽、お金払わなくてもいいと、そういう感覚っていうのは、絶対年取ってくると出てくるわけだ。その人たちを無視しちゃうんですよ、これは。こういうやり方というのは。理想は理想でいいんです。市長の言われるように、やはりこれはこれから考えていかないかんのだと。だから、考える余地がないじゃないですか、これ。皆さんで考えるんじゃないんでしょう、こういうことっていうのは。仕組みとしては、やはり利用者もちゃんと入れて、そこで考えてもらわなきゃ困るんです。その人たちに現状を説明して、そして、上げなきゃいけないんで、お願いしますという話でしょう。大体値上げってそうです、みんな。これは値上げなんだから。それも無料だった部分だけ値上げする。普通に考えたら、100円払っとる人が200円にするから、ゼロは100円になるよという話なら、これは一定、筋が通るんだけど、そうではないの。タダで乗しとったったんだぜ、これから金払えという話。そういう人たちに、そうやって言われたら、何だっていう話になるでしょう。でも、やはりきちんと事訳を説明をして、そして、こうこうこうなんだという話になったときには、半分ぐらいは納得するかもしれない。そこなんですよ。  少なくとも、75歳、先ほど言われた75歳の人は、まだ車運転しとる。75歳で返納した人はまだ聞いたことないな、余り。80歳になって返納した人は結構おるけどね。そういう人たちが75歳になったときに、N-バスなんかちっともこうへんで、そんなもん乗っとれるかと。おれは軽トラックでいくわという話になっちゃうんだから、それはそれで、それは構わないと思う。無理やりN-バスに乗ってもらわなくてもいいんだから。  ちなみに、赤あったかぁどって、今、どれだけ発行しとるの。 ○市長(吉田一平君) 今ちょうど調べとる間のちょっと時間、すみません。私が、先ほどいったこと、ちょっと、要は、もうとにかく元気な方にとにかくお金払ってもらう。その代わり、元気な方には仕事を出して、そのお金稼いでもらう。今現在、本当に体が不自由で、その人たちが不自由になったときは、今そうして300円とか、1,300円払って、皆さん乗っとるんです。私は、その人たちを何とか、元気な人には払ってもらって、その人たちにはこちらからどうしたらええかやらないかんわけ。そのことをどういう制度で、今、現実に払ってみえるからね。元気な人が払っていない。それはちょっと違うんじゃないかと、私は思っています。 ○議長(青山直道君) 市長公室長。 ○市長公室長(加藤正純君) 現在、約6,400枚です。発行しております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 6,400枚配っとると、6,400枚、65歳以上じゃないの。赤あったかぁどを実際に発行したのが6,400枚。6,400枚の人たちのうち、N-バスにどれだけ乗るんだと、タダでという話になったときに、私も赤あったかぁど持っていますけど、乗りませんから、そうなると、多分半分が乗っていないだろうなという話になる。でも、その半分しか乗っていない人たちが大事なんだよね、この制度は。  市長は、いろいろ言われるけども、今はN-バスの話でありますので、N-バスに乗って何するか。何するだ、ああだこうだという話になるかもしれない。  でも、N-バスに乗って、現実にそうやって乗っておる。タダで乗る。無料で乗る人たちがみえるということは、それなりの利用があるということなんです。  ただ、これを有料にしたときに、果たして乗られるかどうかは分かりません。僕は、何かというと、こういう制度をほかと横並びにして、収支比率を上げたいんだというような話では、そんなもんどっちゃでもいいじゃないですか。長久手市はこうなんだという、そういう一つの意思が欲しいんです。長久手市は、65歳がいかんのなら、70歳でもいいんだ。以上は、無料なんだと。うちのバスだから無料なんだということが、しっかりとみんなに発信出来りゃ、長久手が無料なのに、うちも無料にするわという話が出るのかもしれない。長久手が、よそがこうだから、うちも上げるよと、そういうだらしない話は、本当にみっともない。困った人を助けることに関しての施策というのは、やはりほかにも考えりゃいいわけです、何も。たかだかさっきの話の中で800万円で、そういう宣伝ができるならば、本当にジブリよりもよっぽど効果はあります。これからなんだかんだ若いまちだと言われておったって、どんどん高齢化していくんだから。そういう状況の中で、長久手というのは、本当に福祉に力入れとるなという部分が、ここで出るんです。あとの難しい部分というのは、なかなかみんな分からないけど、はっきりしたところ。広告宣伝費としたら、物すごい安いもんです。  今のこんな状況で、こういうもうマイナス思考ばかりでやっとったら、これは民間企業ならもう倒産です、はっきり言って。潰れちゃいます。もしくは身売りだ。だけど、行政は身売りも、倒産もできないんだから、だから、甘く考えちゃう。普通の民間企業、このコロナ禍で、もういつ潰れるか分からんというようなところばっかですよ、はっきり言って。トヨタとかは別にしてね。だから、そんなときに、うちのまちは、どうしたらいいんだって、一番やりやすいところで、バスの値上げするって、そんなばかな話はないよな、はっきり言って。とてもじゃないけど、私はそんなこと絶対認めたくない。先になって、どうしてもやっぱり困ってきたんだと。もう削るところ削りたくったと、そういう状況の中で、やはりこれもという話なら、それは誰でも納得するんですよ。だけど、納得しないじゃない、これじゃ。誰がやったんだという話になっちゃいます。吉田一平かっていう話になるんですよ。だから、そんなことは駄目なんです。僕は、やっぱりこれはもうちょっと見直して、よく利用者と話合いをするという場を設けて、そして、そこで決めてほしいんです。きちんとした理由、理屈をつけなきゃ駄目なのよ。今までやってきたことが、いきなりたったこの期間でほいと上げるってそんなばかな話はないんです。それも800万円。年間800万円、10年でも8,000万円、1億円もいけへん。それをどう考えるんだという話。  いきなり、先ほども言いました。議会にも別にかける必要がないわけだ。地域公共交通会議で決めたら、そんでいいんだという話ならば、議会は何のためにあるんだと。それで、質問に出してあるけども、条例がないじゃないかと。1億円超えるような事業で条例なしでやっとってええのかという話です。どうしても、その条例を見たら作れんのだという、議会で作ったらどうするっていう話。議員提案で条例作って、そして、それを通しちゃったらどうなります。その辺とか、どういうふうに思っとる。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今回のこの運賃の値上げに関しまして、議会のほうにも事前にお話はさせていただいているところではございますけども、市民の皆様に、実はもうこれは平成29年ぐらいからですか。公共交通の在り方の中で、いろいろと市民の皆様と、6校区に入って、いろいろ話合いをしてきたところがございます。  その中では、運賃を幾らにするのかというよりも、今後の特にバスの在り方について、やはい収益率が低いという中で、財政的なことを考えると、ちょっといろいろ検討をする必要があるんじゃないかということは、市民の皆さんにも、いろいろと御提示してきたということがございます。  それと、昨年度ですか。この再編方針の中で、いろいろと市民の皆さんと、また6校区に入っていろいろとお話を差し上げておりますが、そのときにも、まだ65歳以上の方は100円ということが確定したことは、ちょっとまだ申し上げておりませんけども、財政上の中で、収益率が低いので、こういったことを改善していきたいということは、市としての今の課題として考えとるから、そのあたりも踏まえて再編をしていきたいということは、ちょっといろいろと市民の皆様と意見交換をしてきているというところでございます。  ただ今後、やはり今、議会からの条例というお話がございましたけども、ここにつきましては、これまでこの20年間N-バス事業を進めている中で、基本運賃100円というのは変わっておりません。これにつきましては、条例があるなら、そこに条例化させてあるんですけども、それをこれまで道路運送法第4条の運行形態の中で進めてきておるものですから、条例というのは、今回の今の長久手市のやり方でいけば、条例化はちょっとそぐわないということで判断しておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) それは、それは市議会が条例出して通しちゃったら、それは困るわな、はっきり言って。おたくのほうとしては。  だけど、こういうものっていうのは何だといったら、これ100円上げて、これだけの収益、収益率を改善したとして、別にもうかるわけでも何でもないじゃないですか。14%になるったって、収支率が、それでどうするんだという話。こんなもの、だから、どうのこうの言うんだったらやめてしまったほうがいいよ。N-バスなんかやらなきゃいいんだ。そうすりゃ、1億何千万円か要らなくなっちゃう。バスも売っちゃやいいんだ。そういう状況なのに、それでこの細かい数字にこだわって、さっきからいっとるけども、福祉の目玉になるような施策をやめちゃうということなの。有料にしちゃうということは。そんなことをやるか、普通。何でそういうことをせないかんの。  さっきから言うように、先になって、本当に困っちゃったと。いろんなことで努力をしましたと。なかなかお金が入ってこないんで、その辺のところで一生懸命各課5%削ってこいという話であっても、それは構わんでしょう。ただ、この部分というのは、それをやって、最後にやっぱりどうにもならないから、やっぱりお願いしますという話でしょう、普通で言えば。先ほどいうように、市民との話合いも何もしていない。その市民に言ったっていうのは、どの市民が来てくれたんだという話だ。利用者なんか来ないよ、はっきり言って。その部分を無視して、そしてやろうということ自体が、これは本当にひどい話なんだ。いい話ではない。なぜか、数字合わせで物事をやろうという、悪しき行政のやり方。これは絶対しちゃ駄目な話だと、僕は思うけども、その辺のところで、やっぱりもうちょっと、それはどうしても上げたいというところの理由が、上げてどうなるんだという話になってくるから、その辺のところをどう説明をつける。年寄り無視かという話にもっていかれちゃうよ、これははっきり言って。年寄り無視の行政。これはきちんとした状況で話をして、もし、これが例えば議会にかかる状況であれば、議会は否決しますよ、はっきり言って。施設の公共施設の料金だって否決したんだ。当然否決だよ。  上げなきゃしょうがないというなら、上げてもいいという話になるだろうけど、上げなきゃしょうがないということはないんだ、これね。ほかと横並びになって、これはどこか運輸局から何か言われたか、これ。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 様々な御意見をいただいておるところでございますけども、やはり800万円といっても、やっぱり今後、車両を更新するに当たると、やはり1,600万円ぐらいかかる中で、その半分が補填できることもございますし、やはり65歳以上の方が、N-バスにどうしても利用できない。利用しにくい方につきましては、第一答弁でもお答えしておりますけども、福祉の観点で、何らかの支援策というのは検討していきたいというふうには考えておるところでございます。  また、運輸局からどうのこうのということもございません。これはあくまでも、長久手市の施策として、これまで再編を繰り返した中で、今後、持続可能なN-バス事業を進めるに当たって、この行政改革の中で、受益者負担という中での観点も取り入れて、改めて見直した中で、このたび再編の路線サービスと合わせて、運賃の値上げを、65歳以上の方に御負担いただきたいというお願いでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 最初から同じような話だね。先ほど来、僕がいっておるのは、まず、福祉という観点。それから、議論が足らないということ。そして、説明不足。そういうことなんだ。これは、何回も言うけど、これやったからといって、それはバス1台1,600万円の半分がこれで出てくるって、出てくるか、本当に。分かんないじゃん、やってみなきゃ。誰も乗らなくなったら、出ない。100円払ってでも乗る人もいっぱいいますよ、これは確かにね。  ただ、発行枚数6,400枚のうち6,400人が乗るわけじゃないんですよ。乗らない人いっぱいいるんだから、乗ってる人たちが一番の受益者なんで、その人たちをどうするだという話。  極端なことをいったら、その人たちが100円払ってなくても、バスは走っとるんだから、空気と一緒なんだよ、はっきり言うと。バス走らせる経費としては変わんない。そこで、100円とると、概算で800万円ぐらい浮いてくるだろうという話でしょう。でも、であるならば、何も名鉄バスに交渉すりゃいいじゃない。こういうものっていうのは、タクシー会社もやっとんだよ、はっきり言って、受けてやっとるところ幾らでも全国にある。何も名鉄バスだけに交渉しとんでしょう。ほかとも交渉なんかしたことないんじゃないの。運行に当たって、全てそういうこともやりましたという話が出てこなきゃおかしいんだ。それによって、やはり経費的にというものが、そこにきちんとした根拠として出なきゃ。こんなものはやっぱり我々は認めるわけにはいかない。  だから、やはりちゃんと考えるんだということを、やっぱり確約してくれない限り、私は6番の話を進めたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 今、議員がおっしゃいましたように、名鉄バスのほうにも、そういう一定の努力というか、経営努力をということでございます。当然、運転手の人件費とか、そういったものが高騰している中で、今回の来年度の当初予算の編成時期ではございますけども、今、名鉄バスのほうにもかなり経費の節減をしていただくように、こちらのほうも交渉をさせていただいております。  そういった中での、今回、運賃の改定ということでございますので、その辺のところは、そちらのほうもすごく尽力しているということだけは、御理解いただきたいと思います。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 努力はしとるというところ、別に見たわけじゃない、分かりませんけども、努力はしとるということであるのは、努力をしてみえるんだろうと思う。ただ、名鉄バスだけじゃなくて、ほかの会社とも当たったかという話になったときはどうですか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) やはりこの20年間ずっと名鉄バスと協定を結んで運行をしていただいております。  また、やはり名鉄バス自体が、この長久手市内を路線バスとして走られている。また、長久手にもその営業所があるということで、やはりそういったことのメリット等、いろいろと調整ごともあるもんですから、今後も名鉄バスのほうと協議を重ねながら、なるべく費用を抑える形で協議をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 大体その協議がどうだったかということの報告をいただかないと、やっぱりこれに関しては、私は賛成はしないです。その辺のところだけは、きちっと考えといてください。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 今のですと、協議の内容というか、そういった結果というか、そういうのを議会のほうに御報告というようなお話だと思いますが、やはりそういったところも、逐一やっぱりこういった内容については、これまでも議会の皆様のほうには報告させていただいております。何かやはり皆様に御報告することがあれば、きちんと御報告させていただきたいと思っています。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) それで要は利用者との、要するに話合いとか、そういうことに関して、それはどうやって、そのようにしてくれるのか。もしくは、そんな話しする気はないと思うのか。どっちか教えてください。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) このあたりは、来月地域公共交通会議に提案していく、スケジュールで進めておりますけども、今、広報でも出させていただいております。今後も、市民の皆さんには100円に値上げ、負担を願いたいという話の中で、路線再編の3月までの間、そのあたりの広報をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 広報していきたいということは、100円上げるよという話だな。そういうことだよね。だから100円上げるよという話になれば、それは当然、議会としてはそのように、そんなことはあかんぞという話で動くよという話。  ただ、議員さん皆さんが賛成するかどうかは、私は分かりません。私はそのように動くというだけの話。
     そんなことですので、これは多分、議論しとると、1日もらっても足らんと思うので、この辺でやめときますけども、そういう状況です。今、市長には、確かに歩きゃ健康になるし、困っとる人はまた別の方法で助けるよという話ならば、それはそれで出してもらえりゃいいんです。でも800万円でできることはないです、余り。800万円かけて、本気でやり出すと。その辺のところは、よく頭に入れといてもらわないかんということです。  次いきます。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 2項目めであります。  小牧・長久手の戦いについて。  (1)として、市役所の関係者はこの戦いをどう捉えているのか。  (2)として、観光の目玉にするのか。ほかにないから観光の目玉と考えているのか。  (3)として、有名な天下分け目の合戦があった関ケ原町の古戦場記念館の施策をどう考えているか。  以上であります。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 小牧・長久手の戦いについてお答えさせていただきます。  1点目について、小牧・長久手の戦いは、天下取りを目指した秀吉と家康が唯一直接対決した戦いです。  長久手とその周辺を戦場とした戦いは、長久手合戦と称され、この戦いで秀吉軍は池田恒興、元助の父子、森長可など、有力な武将を失い、家康軍が勝利しました。家康は結果的に秀吉に臣従しましたが、その実力を全国の大名に認識させ、秀吉政権下でも別格の地位を保ち、徳川政権樹立の足がかりを固めることになり、日本史上、重要な位置づけがなされるものです。  なお、長久手合戦の主戦場地となった史跡長久手古戦場は、昭和14年に国指定史跡となりました。全国で国指定史跡として指定を受けている古戦場は、長久手古戦場、関ケ原古戦場、桶狭間古戦場伝説地の3か所のみとなっており、大変貴重な場所であると考えます。  2点目について、小牧・長久手の戦いに関連する史跡などは、第2次観光交流基本計画にもあるとおり、本市の重要な観光資源の一つとして認識しています。本市には、このほかにもモリコロパークやトヨタ博物館などの観光資源があるほか、令和4年にはジブリパークの開園も予定されていることから、一般社団法人長久手市観光交流協会と連携しながら観光PRを行っていきたいと考えています。  3点目について、今年10月21日にオープンした岐阜関ケ原古戦場記念館は、岐阜県が整備し、管理している施設です。関ケ原の戦いの歴史を伝えるとともに、関ケ原古戦場の魅力を発信することにより、関ケ原古戦場を核とした広域観光の推進を図ることを目的に整備されました。  この施設は、岐阜県内外からの集約を促すための観光拠点施設であるため、本市が整備を計画している古戦場公園のガイダンス施設と比較すると、施設規模はかなり大きいものとなっていますが、国指定史跡地である古戦場の歴史を伝え、魅力を発信する点や歴史を観光資源として活用する点は、本市が目指す施策の方向性と近い部分があります。  今後、ガイダンス施設での展示方法や史跡長久手古戦場の情報発信の方法などを検討する際には、岐阜関ケ原古戦場記念館で行っている映像展示、体験展示、広域周遊観光の情報提供などを参考にしていきたいと考えます。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 今、小牧・長久手の戦い、長久手に住んどる人はよう知っとるはずなんだけども、これが三大古戦場の一つであるといわれておっても、全国的には名前は知っとんですよ、みんな。歴史の教科書に出てくる。小牧・長久手の戦いと言って。だからよく知ってる。私、昔、神戸の小学校に視察にいったときに、どこから来たのといわれたから、小牧・長久手の戦いの長久手ですといったら、ああといってみんながいうんで、それは確かによく知られているんだけど、知られているだけであって、小牧・長久手の戦い、そのものがどこまで、関ケ原は天下分け目といわれて、これは当然、みんなよく知ってるんだけども、小牧・長久手の戦いってどうだったのという話になったら、秀吉と家康が戦ったというだけの話であって、それがどういうふうに日本のあとの歴史に影響を及ぼしたかということに関しては、余り知られていないんです。その辺のところを、どう宣伝していくかということです。古戦場を一つの我がまちの売りにするんだったら、やっぱりその辺のところもきちんと宣伝しなきゃいけないわけです。それによって、初めて、長久手古戦場駅が生きてくる。古戦場のところが生きてくるという話になるわけで、そういうことに関しては、どう思ってみえるのかな。単純に、長久手古戦場といって、古戦場あるぞといっとるだけでは、誰も来てくれないので、その辺のところはどうやったらいいんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 小牧・長久手の戦いが、この戦いはすごい重要な戦いでございまして、日本史上、重要である理由というのがございます。それは徳川家における幕府体制の布石となる戦いであったということ。こういうところを、しっかり伝えていく必要があるというふうに思っております。  これは、家康が長久手合戦で負けなかったことにより、そのあとの秀吉政権下でも、家康が秀吉に対して格別の地位を持ち続けて、秀吉が亡くなった後も、家康の政権樹立が可能になったという事実が重要であると。要は、この戦いで秀吉に挑んだ戦。ここで家康が天下人の布石を打った重要な戦いであったということを、やはり広く伝えていく必要があるということは思っております。  ただ、この戦いは、非常にいろいろな全貌が、一冊の本でも非常に複雑なようにまとめられておりまして、余り全容が知られていないということも認識しておるところでございます。このため、やはりこの古戦場再整備の中で、ガイダンス施設を作って、また、このリニモテラスです。そのあと周辺のこの古戦場を含めて、多くの方がこれから訪れるという中で、やはりこの戦いも重要性を後世に確実に伝えていく必要があるというふうに考えておりますし、また、この古戦場を国史跡であるということで、長久手市がこの史跡を預かるという使命もございます。そういったことを観光資源として、しっかり活用して結びつけていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) この古戦場というのは、確かに、重要な戦いだったんです。後々のためにも、当然、秀吉のほうが有利だったんです。はっきり言うと、10万人と3万人ですから。でも、家康がかみついちゃったんで、秀吉がうっといっとるうちに、大地震が起こってやめちゃったという話なんです、はっきり言うと。  ただ、関ケ原の場合には、県がああいう施設をきちんと作ってくれたということです。関ケ原なんて、一番小さなまちですから。長久手の古戦場も三大古戦場。これに関して県はどう思っとるんだろう。その辺のところ答えれる。 ○議長(青山直道君) 参事。 ○参事(道地孝史君) 県が、長久手のこの古戦場をどう思っているかということでございますが、当然、国の指定を受けた貴重な古戦場ですので、観光資源の重要な一つだというふうに認識しているものと認識しております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) こういうことに関して、例えば、国はそこんところに予算つけてくれとるみたいだけど、県というのは、何かやってくれとんの。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) そうです。愛知県のほうも、その武将観光という切り口で、いろいろ、これまでも連携したりとか、ツアールート、そういったものを、ほかの古戦場、史跡地とか、そういったところと合わせて、そういうのがあったりとか。そういったいろいろな連携等で、県の協力はいただいております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 一生懸命、県にいって、パンフレットも作って頂戴よと。桶狭間があるんだったら、二つもあるんだ、古戦場がね。だから、その辺のところも含めて、県にパンフレットを作って、そして、それを長久手に頂戴よという話で、できるだけ長久手の金使わんように、古戦場の宣伝ができるような施策を、施策じゃない。方針でやっていくということも、これは大事な話なんです。市長。県道の整備してあるんだもん。木植えて。植える金はくれるけど、あとの維持管理はうちでやらないかん。だから、そういう分でいえば、県ももうちょっとなんかほかで金寄越してもいいわけだからね。それに関しては、しっかりと要求していただけますか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) そうです。いろいろやはり今後、観光資源の大きな一つであるということがございますので、いろいろそういう機会があれば、要望はしていきたいと思います。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。ないようですから、川合保生議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は15時05分とします。                  午後2時50分休憩               ――――――――――――――                  午後3時05分再開 ○議長(青山直道君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。17番加藤和男議員。             [17番 加藤和男君質問席登壇] ○17番(加藤和男君) よろしくお願いします。本日、最後の質問でございます。  それでは、発言通告書に基づきまして、質問をさせていただきます。  1項目め、空家対策について。  1点目、市内の空家の現状はどのようですか。  2点目、市の空家対策はどのようですか。  以上です。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 水野 泰君登壇] ○建設部長(水野 泰君) 空家対策についてお答えさせていただきます。  1点目について、市内の空家の現状については、平成27年度から平成28年度までにかけて調査を行った240軒弱の空家と思われる建物に大きな増減はないと考えています。  2点目について、市の空家対策としては、これまでの市が直接空家の所有者へ適正な管理を促すことに加え、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会及び公益社団法人長久手市シルバー人材センターと空家に関する協定を結び、空家の所有者が空家の管理や不動産の活用などについて相談できる環境を整えています。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) この空家対策については、私もたまたま自転車で市内を回る機会がありまして、ずっと回っていて、市内には結構空家と思われる、そういうマンション関係は分かりませんけど、戸建てがあるなと思いながら、感想をもちながら、ここで質問をさせていただきます。  まず、今、調査をしたのが平成27年度から平成28年度ということで、四、五年ですか。たっております。今の現状はどのようになっているかを調査していますでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 空家の現在の状況でございますが、こちら平成27年度から平成28年度に調査を行っておりますので、議員の言われる、確かに約5年が経過しております。そのため、現在庁内の関係課で構成しております空家対策検討会というのがありまして、その中で、前回で調査をして把握しております空家、約420軒につきまして、各課の職員が直接現地に行き、現地調査を行っております。その中で何をしておるかというと、建物の状態ですとか、建物や敷地が管理されているかなどを、実際に現場で確認をしているところです。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 今、空家の数が、調査240軒でいいですか。確認で。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 240軒です。失礼しました。 ○議長(青山直道君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 調査をしていただいて、市内の空家の現状については、調査当時と増減はないという話ですが、周辺の住民から、空家があると管理されておりませんから、雑草とか、いろいろな苦情があると思うんですけど、その辺はどのようになっているでしょうか、対応は。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 空家の対応状況でございますが、空家の苦情としましては、年間5件から10件ほどございます。そのほとんどが敷地内の草木が繁茂し、隣地や道路にはみ出して困っているというような内容でございます。  そのほかには、屋根の破損ですとか、防犯上の観点からの相談が一、二件程度ございます。対応としましては、その苦情の内容に応じまして、まず、担当課が現地を確認してきます。そして、空家の所有者に現場の写真、苦情の内容、それから対応していただきたい内容などを記した文書を送付いたします。そして、適切な管理をお願いしております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと、対策のほうなんですけど、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会と、それからシルバー人材センターです。これと協定を結んでいるということなんですけど、その内容についてはどのようになっているんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) それぞれの団体と結びました協定の内容でございます。  まず、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会との協定内容でございますが、こちらは空家発生の未然防止、それから管理の適正化、流通活用などの推進を目的としました空家の売買、それから維持管理、解体、税金、法律相談など、様々な相談に応じる空家の総合相談窓口の開設ですとか、空家対策に関する情報のチラシの作成、空家の利活用の促進に関することでございます。  また、公益社団法人長久手市シルバー人材センターとの協定でございますが、こちらは空家が放置され管理不完全な状態になることを防止することを目的としました空家の見回り、それから除草など、空家の適正な管理に関することで協定を結んでおります。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 空家というのは、親が亡くなって、子供たちはどこか別のところで生活しているということで、いろいろなそのまま放置するわけにはいきませんから、何か管理をするということで、こうやって協定を結んでいただいて、相談の窓口とか作っていただくのは、非常に有り難いなと思っておりますけど、宅建業界、こちらのほうの空家総合相談窓口というのは、この開設をということで言われましたけど、この体制というんですか。どのようになっているんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 空家総合相談窓口の対応でございますが、こちらは、空家の未然防止などに取り組むための空家の解体、売却、管理などの総合的な相談窓口となります。こちらの相談窓口の体制といたしましては、電話で受け付ける無料の相談窓口でございまして、愛知県宅地建物取引業協会のほうが、所有者などから空家の管理、解体、売却にかかることですとか、住宅診断や相続、税金などの法律に関わることなど、必要に応じて専門家を交えながら相談を受けることができます。  相談の受付についてでございますが、直接、こちらの空家総合相談窓口へ相談いただくこともできますし、市のほうが相談を一度受けて、必要に応じて相談窓口へ案内することもしております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 分かりました。それと、そういう宅建業協会と長久手市シルバー人材センターと協定結んで、実績というんですか、成果は、今どのようになっているんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) それぞれの団体との協定を結んだあとの実績等でございますが、まず、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会とは、空家の所有者の方から相談、問題等をお受けしまして、建物の解体費用ですとか、不動産売買に関わります相談があり、適正な管理や今後の活用に向けての相談の実績がございます。  また、現在、空家総合相談窓口や空家マスターの紹介など、空家に対する情報のチラシを作成中でございます。  公益社団法人長久手市シルバー人材センターとのほうですが、10月2日に協定を結んでおりまして、まだ締結間もないということで、これから成果が伴ってくると思います。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 空家については、いろいろそこの管理をどうしたらいいかって、持ち主の方は、相続でいただいたり、いろいろ条件はあると思うんですけど、管理は非常にどうしたらいいかということで悩まれるところだと思います。空家については、管理不足で、先ほども言われました雑草の繁茂とか、それから中には倒壊のおそれがあるとか。古くなってくると、そういうこともあります。様々な問題が発生しております。公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会と、それから公益社団法人シルバー人材センターの協力をいただいて、それと、長久手市のほうもしっかり協力していただいて今後も取り組んでいただきたいなと思います。これでこの質問を終わります。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 2項目め、安心安全なまちづくりについてということで、1点目、防犯街路灯について。  ア、設置状況はどのようですか。  イ、設置基準はどのようですか。  2点目、街路樹について。  ア、設置目的は何か。
     イ、通行人や車の交通傷害になっていませんか。  以上です。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 安心安全なまちづくりについてお答えさせていただきます。  1点目について、アとイは関連がありますので一括して答弁させていただきます。防犯街路灯は、令和2年11月現在4,489灯設置しています。設置基準は、防犯街路灯設置要綱に基づいています。基準としては、夜間に歩行者の通行が多いこと。小中学校の指定通学路となっていることなどがあります。  2点目のアについて、夏は強い日差しを遮り、歩行者に涼しく快適な移動空間を提供し、春や秋は花や紅葉によって沿道に潤いと季節感を与えることを目的として街路樹を設置しています。  イについて、歩行者や車の安全な通行を確保するため、原則として歩道については2.5メートル、車道については4.5メートルの建築限界を犯さぬよう、街路樹の維持管理を行っています。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 防犯街路灯、近所の人から防犯街路灯の要望がありましたもんで、安心安全課のほうへお話しましたら、設置できませんというお話がありまして、それで、この質問をちょっとさせていただきます。  防犯街路灯の設置基準について、先ほど例を挙げていただいて、2件ほどあるんですけど、それ以外にはどのような基準があるんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) この防犯街路灯の設置基準で、そのほかには、バス停や駅などへつながる道路ということが、まずございます。そのほかに、周囲に田畑がない場所、これは農作物に影響を与えない。そういったことも考えまして、一応設置場所として基準が設けてあります。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 要望があった防犯街路灯のところは、たまたま農地のところ隣に田んぼがありまして、これは田んぼのほうに影響があるから駄目だよと言われまして、田んぼがあると設置できないんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) やはり周囲に田畑があると、やはり農作物の成長に影響があるということがございます。ですけど、このあたりは田畑の所有者の方です。この方の同意が得られれば設置することはできます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 同意があればということで、その方というのが、たまたま田んぼの持ち主の方がどうもやめといていただきたいというような話があったみたいで、それで田畑に、今、何か影響があるということなんですけど、どんな影響があるんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) これは、環境省が出しておりまして、平成12年に光害の対策ガイドラインというのが出されております。そこによれば、やはり農作物の、特に、田んぼがありますので、稲です。稲の穂の出方です。このあたりが遅れてくるという、そういった影響が生じるということが記載されております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 防犯街路灯については、いろんなところで要望があると思うんですけど、そういう今回は田んぼの近くなんですけど、そういう田畑に影響のないような、何かそういう製品というのか。街路灯で遮光板というんですか。何か遮るようなものをつけているところもあるんですけど、何かそういうものはないんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 田畑への影響を抑えるような街路灯がないかということでございますけども、これは一つが遮光板を設置するということがございます。  また、あと影響出ないと言われるのはLEDを用いた製品。そういったものも数少ないんでありますけども、販売されているというふうには聞いております。  また、この農作物に影響が出ないかどうかというのは、やはり確かめていかなきゃいけないと思いますけども、そういった実証実験も行われているというふうに聞いておるところでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) そういう製品があれば、使ったらどうかなと思うんですけど、そういうのがいいということになれば、製品を設置する考えはあるんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今、そういった製品も各地で実証実験が行われているということがございます。そういった段階を経て、いろんな情報を入手していきたいと思っておりますので、そのあたり注視していきたいというふうに思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) よろしくお願いします。  それと、これはほかにも住民の、これは以前の話なんですけど要望がありまして、香流川の長久手浄化センター付近の浄化センター側はきちっと浄化センターの敷地内に街路灯がついているんですけど、反対側、北側の香流川の右岸というんですか。そちらの堤防沿いには、街路灯や防犯街路灯のようなものがなくて、夜は本当にそこの部分だけ、いつも夜、最近、冬場は散歩をされないんですけど、夏場なんかは結構散歩されておるんです。夜暗いもんですから、やっぱり本当に危ないというんですか。暗いから、また、例えば、犯罪、痴漢とか、そういう問題もありますから、何とかそこへつけれないかなと思っておるんですけど、そういうふうにつけてほしいという要望もあるんですが、設置の考えできないんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) まず、街路灯の設置の考え方でございます。こちらは、信号交差点、横断歩道、橋梁などの道路の状況を把握するために設置します交通安全施設でございます。  また、香流川沿いでは、交差点や橋梁には整備されていますが、堤防道路に設置する予定はございません。  なお、当該御要望のある箇所につきましては、県管理の河川を市が占用している市道でありまして、河川管理上、河川敷への照明の設置などは通常はできません。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 土木のほうからの街路灯はできないということなんですけど、通常はできないということは、何かあれなんですか。できる方法があるのか。防犯街路灯として役割上、市民の安心安全のために設置するものですから、安心メールでも、いろんな不審者とか、よく入ってくるんですけど、市民が危険な目に遭わないように、そこを明るく夜照らすことができるような、そんな施策を考えてもらえないかな。事故のそういうことが起きない前に、何とかできないかなと思っているんですけど、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) ここの長久手浄化センター北側の堤防道路、ここにつきましては、現在、御存じのとおり中電柱、そういったものがございません。そのため、やはり設置場所を確保というのが、なかなかできない。難しい状況であるということでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 防犯街路灯の設置要綱というのを見させていただいて、その中に、電柱共架式というのが、どうも原則、電柱につけるというのが原則ということで、でも、電柱の状況や道路、状況及び道路や区画の形状など、特殊な事情によりやむを得ない場合は、協議を経て支柱式を設置することができるというふうに、要綱に書いてあるもんですから、協議をしていただいて、できるかどうか、検討してもらえないかなと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 防犯街路灯の設置につきましては、やはり電柱共架式というのが、原則として要綱で明記しております。やむを得ない場合については、ポールの自立式というのが設置が、一応できるわけでございますが、今回、この右岸道路の設置につきましては、やはり香流川は県の河川敷になります。河川の管理者として、許可が必要になりますので、このあたりは一度、設置が可能かどうか。愛知県の河川管理者と協議をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) ぜひ、よろしくお願いいたします。防犯街路灯は市民の安心安全のために設置するものです。必要と思われるところには設置すべきだと思います。  ぜひ、検討のほうをよろしくお願いします。  続きまして、2点目の街路樹についてということで、先ほど、快適な移動空間を提供やうるおいと季節感を与えることを目的ということをいわれたんですけど、今、大分、街路樹も葉っぱが落ちて、ほとんど今ない状態なんですけど、10月から11月です。先ほども言いましたけど、自転車で市内回ったときに、結構、枯れ葉が落ちて、もう歩道いっぱいになっていまして、雨降ったときなんかは、やっぱり排水路、各道路に排水路あるんですけど、そこがそういう枯れ葉でいっぱいになっているということで、ちょっとお聞きしたいんですけど、さっき、昨日ですか、何か話あって、剪定の時期をずらしたとかいう話もありますけど、もう少し時期を考えてもらえないかな。例えば、私も街路樹が紅葉して、プラタナスですか。そこのところは、プラタナス。そういうのは、本当に紅葉がきれいということで、見ているといいんですけど、もう少し時間をずらして、落ちる。少しにしていただいて、その期間を短くして、剪定の時期を考えたらどうかなと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 御指摘のとおり、街路樹の剪定時期というのは、今は、紅葉の時期が終わったあとの11月下旬頃から順次剪定を行っておりますが、今後は、剪定時期の前倒しも含めまして、適切な維持管理に努めていきたいと考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) ぜひ、お願いしたいなと思っております。  あと、街路樹も、街路樹の上に電線があるんです。電線があるということは、街路樹が電線に触る、触れるというのは、風が吹いたりして電線を痛めるんじゃないかなと思うんですけど、その辺の、例えば中電からの苦情とか、そういうのはないんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 街路樹に伴う中部電力などからの苦情ということでございますが、確かに、街路樹に電線等がかかっている場合も見受けられますが、その場合は、中部電力などの専用車が電線等にカバーをかけたり、電線等を防御しているため、特段の苦情などはいただいておりません。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 電柱は市のほうが占有権を与えて貸しているという立場になっているから、そういうことだと思うんですけど、それでも危険のないように、ある程度は電線に触れないような、そういう対策を考えたらいいかなと思っております。  あと、先ほども言ったけど、自転車で回って、歩くのはほぼあれなんですけど、自転車は少し高くなるもんですから、街路樹の下のほうの枝が頭すれすれか当たる、ちょっとよけないかんぐらいのところ、そういう場所が歩道なんですけど、結構あったりして、こういうのについて、車も一緒なんですけど、車で、例えば右折左折するときに、歩行者や自転車が見えないとかいって、交通事故のそういう障害になる。そういうことも多々ちょっと気になったもんですから、そういう樹木の管理というんですか。街路樹の管理が本当にできているんかなと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 街路樹に伴う管理でございますが、こちらにつきましては、市の職員によります道路パトロールですとか、市民の方からの苦情などにより、街路樹が原因で自動車や歩行者の通行上、支障になる箇所を発見した場合は、速やかに支障部分を撤去しまして、通行の安全が確保できるように努めております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 市民からそういう苦情、通報があった場合にだけ、何かどうもやるみたいで、市の職員がパトロール、それから、地域にいったときに、それもよくそういうのは見ていただいて、自転車でいく場合もあるし、車でいく場合も、ここはちょっと見にくいなといって、自分たちも運転していれば分かると思うんです。その辺を、やっぱり自分たちで思ったら、ただ何げなくその目的地へいくだけじゃなくて、そういうこともやっぱり見ることも大事かなと思っております。苦情があれば、十分に、しっかり処理して。  もう一つ、また苦情で、街路樹の根っこが、例えばインターロッキングとか、タイルとか持ち上げるというのが、結構あって、通行に不便なんですけど、その辺はバリアフリーというんですか。そちらの観点から余りよくないかなと思うんですけど、どうなんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 街路樹の根により盛り上がっている箇所の対応でございますが、いわゆる根上がりにつきましては、先ほど同様に道路パトロールですとか、住民からの通報により、その都度現場を確認させていただいて、通行上、支障がある場合は修繕を行っております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 街路樹については、夏は強い日差しを遮り、歩行者に涼しく快適な移動空間を提供し、春や秋には花や紅葉によって沿道に潤いと季節感を与えることを目的とするということで、非常にいいことだと思うんですけど、そういうことは理解できますが、樹木はどんどん大きくなり、管理面もしっかりと考えながら対応をしていただきたいなと思っております。これで、この項を終わります。 ○議長(青山直道君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 3項目め、SDGsについて。  SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15か年間で達成するために掲げた目標であります。市のSDGsについての取組状況はどのようになっていますでしょうか。  以上です。 ○議長(青山直道君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) SDGsについてお答えをいたします。  SDGsの理念は、誰一人取り残さない世界の実現であり、多様性を認めることや排除しないことが必要となります。本市の取組としては、市民一人一人に焦点を当て、つながりを作り、お互いを認め、助け合う市民主体のまちづくりを進めることで、SDGsの誰一人取り残さない世界の実現の理念に近づくことができると考えています。  総合計画に掲げる市の政策については、SDGsの個々の目標とのひもづけはしていないものの、SDGsの推進につながるものと考えます。  取組の一例としては、昨年度は第4次環境基本計画策定において市民・職員を対象としたワークショップを実施する中で、SDGs全般の理解を深めたり、市民まつりではSDGsを主題としたブースを出展するなどをいたしました。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) このSDGs、誰一人取り残さないということで、これは市長の公約にもあります。  それで、まず、今言われました第4次環境基本計画策定において、市民と職員を対象としたワークショップ、これが開かれたということで、内容はどのようだったんでしょうか。  また、今後の取組はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(青山直道君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) この第4次の環境基本計画策定において、ワークショップでございますが、4つのテーマを設けて進めております。  1つが、循環型社会。あとは自然共生社会。低炭素社会。企業の環境配慮行動。4つのテーマでございます。それについて、市民を対象とした見学会も交えて、ワークショップを4回行っております。  また、職員を対象としたワークショップも3回を実施したところでございます。  今後につきましては、この改定した新しい第4次環境基本計画に基づきまして、引き続き、環境学習の普及や定着に向けた施策を進めていきたいというふうに思っています。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) あと、景観計画ができたんですけど、それにもSDGsついて書かれています。これについては、今後どのように取り組まれるのでしょうか。 ○議長(青山直道君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 景観計画におけるSDGsの取組でございますが、こちらは、本市の景観を取り巻く社会潮流の一つとしまして、SDGsの推進を上げております。  景観まちづくりを進めていく上で、SDGsの理念にのっとりまして、持続性のある景観づくりに取り組むというものでございます。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 私も、この質問をするために、いろんな本が出てまして、その中で、特に、ちょっと分かりやすいのがないかなということで、こどもSDGsという、こういう本があって、それでこれを見させていただいて、大変、本当に小学生でも分かるような、そんな内容になっております。  だから、これについて、小学生も誰一人というのか、みんなでこのSDGsを2030年までの目標で達成するように、少しでも達成できるようにすべきだなと思っております。
     それで、市内の小中学校では、このSDGsについて、何か取り組んでいることがあるんでしょうか。 ○議長(青山直道君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 市内の学校では、教育活動全般において、SDGsに取り組んでいます。日常生活の中で、例えば落とし物をなくすことや節水、節電の呼びかけなどでございます。ユネスコスクールに登録している東小学校では、児童の自主的、自律的な活動であるユネスコ委員会が中心となりまして、SDGsの17の目標を意識した活動に全校的な規模で取り組んでおります。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 教育長が前みえた東小学校で取り組んでみえた。これに似たESDというものがあるんですけど、これについての今現在はどのようになっておりますでしょうか。前、あとほかの小中学校にも反映していくというような話もありましたけど、これについてはどうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 教育長。 ○教育長(大澤孝明君) まず最初に、先ほどの本です。私も読ませていただいて、大変参考になりました。ありがとうございます。  ESDは、御存じのように持続可能な開発のための教育と訳されています。環境、国際、人権、平和、開発といった様々な地球規模の課題を、一人一人が自分は一体何ができるのかと考えて、そして実践していくことを身につけ、持続可能な社会を作り上げていくことを目指すすばらしい学習や活動だと考えています。  気づき、考え、実行するという青少年赤十字の概念とリンクしているところもあります。東小学校では、環境学習の一環として4年生が学区にあります大型商業施設を見学し、学んだことを基にCO2の削減や廃棄物を減らすために、自分たちは何ができるんだろうかを考え、実践しています。  また、五、六年生は合同で校内で東小サミットを開催し、話し合ったことやゲストティーチャーの講義を通して、持続可能な社会の実現に向けて、自分たちで考えて実践しています。今年度は、テレビ電話を使って、カンボジアの現地の人々と交流し、小学校の生活あるいは様子などを見て、あるいは聞いて、国際理解を深めました。そこで、子供たちが考えて、使っていない自分たちの文房具をカンボジアに贈るという取組を決めました。  この2つの取組は、先月、新聞等で掲載され、紹介されております。  東小学校を除く小中学校は、ユネスコスクールの登録はしていませんが、環境、国際、平和、人権などの項目について、各校の学習活動の中で取り組んでいます。  ただし、今年度はコロナ禍で2か月休校もありましたので、例年のように実施できない状況もあります。  以上です。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) ありがとうございます。東小学校でESDについて、教育長が言われたから、生の声が聞こえたと思います。しっかり活動を取り組んでいただいているのは、本当にありがとうございます。  先日できました総合計画に掲げる市の政策についてSDGsの個々の目標とひもづけはしていないと言われましたが、SDGsの誰一人取り残さない世界の実現の、この理念について近づけること、近づくことができると考えているということで、これをいろんな本も調べておりますと、これは他市町や企業もSDGs、最近、新聞もこれについて大きく取り上げられております。長久手市もせっかく市長の思いと一致するところはたくさんあるというお話ですから、モデル都市がいいのか、未来都市がいいのか。こういう登録だけじゃなしに、こういうSDGsの中の、このSDGsというのは、いろいろ分かりやすく系統立ててやっていますから、日本だけじゃなく、世界でやっていることですから、これをぜひつなげて市長が思いがあるということ。それをつなげてやって、それをアピールというんですか。皆さんに、市民にもこういう今、話題になっているSDGsの取組をしているんだよと。その中の一環で、こういうのは、こういうのに当てはまるんだよということを、しっかりやったらいいかなと思うんです。  それで、北海道下川町ですか。これは循環型、森林がたくさんあるということで、それを基盤としてSDGsに取り組んでいると。それから、石川県白山市でも、産官学民と連携して取り組んでいるとか。あとは兵庫県明石市はいつまでもみんなで助け合うということをコンセプトにして、まちづくりをやっていると。あと徳島県上板町ですか、小学校でまたこれはフードマイレージとか、食品ロスとか、食育の教育の関係で取り組んでいるとかということなんです。市のこのひもづけをして、SDGsとひもづけをして取り組んだらどうかなと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(青山直道君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(川本満男君) 第6次総合計画に掲げております市の政策については、SDGsの目標のいずれかに関連しているというふうに認識をしております。  SDGs未来都市の取組については、SDGsの理念に沿った統合的かつ先導的な取組を創出し、他の自治体に普及展開させる事業を立案・実施するものとなりますので、本市といたしましても、それぞれの施策においてSDGsを意識しながら取り組むことで、SDGsの推進をしていきたいと考えております。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 市長の思いはどうなんでしょうか、これに対して。 ○議長(青山直道君) 市長。 ○市長(吉田一平君) 御質問いただきまして、ありがとうございました。私は、17項目に向かって走るということじゃなくて、とにかくいってみれば、誰一人取り残さないということは、実に、面倒くさいことなんです。面倒くさいことを、要は手に入れた豊かさや便利さ。そういうのを少し我慢して、とにかく走っていくんじゃなくて、みんなでいくということは、とても大変だけども、それをあえて、私はやっていきたいと思っています。それについては、前、私が如是我聞か何かに載せましたけども、ニセコ町がSDGsで内閣で表彰された。その方がお見えになって、地域共生社会推進全国サミットに、この長久手は面白いと、なぜならすぐできないことを一生懸命やっとると。ちょっともうまくいっていないんだよと。面倒くさいことをあえてやるという風景は、その分は何もないけど、その分は内閣府へ申請すると表彰を受けるよということもおっしゃっていただいた。今、私たちは、先ほどのやっぱり木のこと。木が生えると葉っぱが落ちるんです。私たちが生まれてくると、この今まで頑張っとったのに、年食うと邪魔になるんです。でも、そのうち面倒くさいことを、あえてどうして年寄りの人と一緒に役割を持ってもらう。落ちてくる葉っぱがCO2をSDGsでいくと、CO2を吸うのは葉っぱしかないんです。そんなことをいろんなことを考えていく。実に面倒くさいことをこの豊かな超豪華ホテルのような長久手市で、面倒くさいことをやるというのは、とても面倒くさいけども、それを一緒にやっていくことが、多分SDGsの心じゃないかというふうに思っていますんで、面倒くさいことをいいますけども、ぜひ協力をしていただいて、すみません。葉っぱはちょっと我慢してもらって、一緒に考えていただければと思います。 ○議長(青山直道君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 葉っぱに関しては、ちょっと量が多すぎるもんで、皆さんが苦労して、昨日も山田けんたろう議員が言われたように、もう手いっぱいなんです。いろんな皆さん忙しいし、だから、それをそのまま放置じゃなくて、少しでも、ちょっと減らすように、市のほうとしては減らすようにして、また減らした中で、また市民に協力してもらうとか、一緒に市民の中で今日はこの道路を掃除するとかいうことで、皆さんに協力してもらって、一緒に市も協力して、そうやって香流川清掃ということを、土木のほうでやられていたんだけど、今回は新型コロナで中止になって、ああいうふうにちょっと市民と市と両方でやっていただけると、市民も参加しやすいと思います。そういう仕組みを作っていただきたいなと。  このSDGsについては、日本の達成度は、今2020年の6月で世界166か国中、まだ17位ということで、まだ下のほうということで、まだまだ足らない。特に、5番のジェンダー平等、それから13番の気候変動、14番の海の豊かさ、15番の陸の豊かさ、17番のパートナーシップということで、この分野がちょっと遅れているということで、市のほうも長久手市として、本当にこのSDGsの取組。以前言われました市長が言われることは、余りよく分かんないということで、市民の方が、よくそんな話があったんですけど、こういう今、世界でやっている。こういうことのここだよということで、またいっていただけると、少し市民の方も理解ができるんじゃないかなと、そんなことを思っております。  これで、取組を一生懸命やっていただきたい。また、私たちもそのSDGsに取り組んでいくということで、これで質問を終わります。 ○議長(青山直道君) ないようですから、加藤和男議員の個人質問を終結します。                ―――――――――――――― ○議長(青山直道君) 以上で本日の日程は全て終了しました。  次回は、明日12月10日午前9時30分から本会議を開きます。  本日はこれにて散会します。                  午後3時56分散会...